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「北上川に舟っこを運航する盛岡の会」の設立総会
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「北上川に舟っこを運航する盛岡の会」(発起人代表・村井軍一盛岡まち並み塾理事長)は15日、盛岡市中ノ橋通1丁目のプラザおでってで設立総会を開いた。北上川を活用して活力ある地域をつくる取り組みがスタートした。
同会は、かつて舟運が盛んだった北上川に再び舟っこを運航させ、地域観光の振興を図り活力ある地域の形成に資することを目的に発足。紫波町の「川を知る会」が復元した小繰舟「ごんべえ丸」を借り、2017年度は5、6月ごろに北上川に舟を浮かべるデモンストレーションの計画もある。
設立総会では、事務局を同市盛岡駅前通の盛岡駅前東口振興会内に置き、事業として▽北上川に舟っこを運航する▽川の駅を設置する▽その他必要と思われる事業―など規約を承認した。
役員選出で、会長に村井さんを選出した。17年度事業計画案、収支予算案が協議され、事業計画では3月中に「ごんべえ丸」運航と川を中心にしたまちづくりについて盛岡市に要望書を提出することなどを確認した。
村井会長は「北上川周辺の再整備を市民の皆さんに知ってもらい、歴史的背景を踏まえて地域観光に結びつけると同時に、皆さんがそれぞれに持っている北上川への思いを受け止められるような会になれば」と話していた。
同日は、設立記念講演会も開かれた。国土交通省岩手河川国道事務所副所長の三浦義昭さんが「盛岡地区かわまちづくり事業とミズベリング」、郷土文化研究所「盛岡」所長の吉田義昭さんが「城下町盛岡の特性『北上川船運考』」の演題で講演した。
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