盛岡タイムス Web News 2017年  3月  24日 (金)

       

■  レガシー継承へ宣言 実行委が解散へ 希望郷いわて国体・大会


     
  宣言を朗読する(左から)柴田さん、村田さん、早野さん  
  宣言を朗読する(左から)柴田さん、村田さん、早野さん
 

 希望郷いわて国体・大会実行委員会(会長・達増知事)の第5回総会は23日、盛岡市内で開かれた。実行委の解散等が了承され、達増会長による2016年度収支決算承認をもって月内に解散する見通しとなった。総会では国体・大会の成功や経験を踏まえ、解散後も実行委構成員が両大会で得たスポーツや文化、地域の力をレガシー(遺産)として未来へ引き継ぐ宣言が行われた。

  宣言は「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会のレガシーを未来に!」として、国体・大会について「県民総参加により成功裏に終了し、県民が自信や誇り、さらには希望を持つことにつながった」と総括した。

  本県が高度な競技力に裏打ちされたスポーツの力、世界遺産や郷土芸能など文化芸術の力、目標へ一丸となることができる地域の力が確実に根付いていると強調。岩手の未来を切り開く貴重な財産として、永く継承するべきだと説いている。

  その上で「文化・スポーツの持つ力を信じ、一人ひとりが国体・大会のレガシーの継承に努め、東日本大震災津波からの復興とふるさと振興、その先の希望に満ちた輝かしい岩手の未来の実現に向け、力強く歩み続ける」と宣言している。

  国体ホッケー成年女子出場の早野(旧姓・小沢)みさきさん、大会水泳で25b自由形金メダルを獲得した村田奈々さん、両大会の開会式に出演した歌手の柴田泰孝さんが会場で宣言を朗読した。達増知事、県市長会長の谷藤裕明盛岡市長、谷村邦久県商工会議所連合会長が立ち会った。

  総会では16年度事業報告・収支決算見込み、16年度決算承認の会長への委任、実行委の解散・会則廃止の議案が協議され、いずれも了承された。

  事業報告によると、国体冬季・本大会、いわて大会の期間中、選手・監督、大会関係者、観覧者合わせて約82万7千人(うち本大会68万3千人)が参加。国体・大会の開閉会式には延べ187団体8706人が出演した。

  県選手団は本大会で8位以内を目標に臨み、天皇杯(男女総合成績)、皇后杯(女子総合成績)いずれも2位を獲得。競技別総合優勝が剣道など2競技、37競技171種目・種別で入賞。いわて大会では過去最多のメダル139個(うち個人金55個)を獲得した。

  財政面の支援を求め、募金は目標5億円に対して個人や職場1などから6095件約2億9286万円が寄せられた。企業協賛は目標5億円に対して契約391件約4億4757万円が集まった。

  収支決算見込み額は7日現在、44億259万1千円。主な収入は県負担金約39億円、特別協賛金や震災復興支援特別交付金など約1億4千万円、繰越金約2億9千万円。歳出は施設関係費11億8千万円、全国障害者スポーツ大会関係費約13億円、競技式典関係費約7億9千万円などとなっている。


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