盛岡タイムス Web News 2017年  3月  25日 (土)

       

■ 選抜高校野球1回戦 不来方 迷いなく振り9安打 先制も静岡に3―12 初陣 歴史と記憶を刻む


 

     
  健闘をたたえ合う不来方と静岡の選手たち  
  健闘をたたえ合う不来方と静岡の選手たち
 

 第89回選抜高校野球大会(センバツ、日本高野連など主催)は24日、大会5日目を迎え、1回戦3試合が兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われた。21世紀枠で初出場の不来方は第3試合で静岡と対戦。秋季東海地区大会を制した強豪を相手に食らいつくも、312で敗れた。それでも、選手10人で臨んだ不来方は1回表に先制点を挙げ、主戦で主将の小比類巻圭汰が165球の熱投を見せるなど、最後まで諦めず全力プレーを見せた。
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  不来方は1回表、櫻井がチームとして甲子園初安打を放つ。櫻井を一塁に置き、2死から4番小比類巻の中越え二塁打で1点を先制。静岡の主戦で最速144`左腕の池谷に対しても臆することなく、初のセンバツ出場の原動力となった打撃力を発揮する。

  自らのバットで先制点を生んだ小比類巻。1回裏は自身の失策などで1死満塁の危機を招くと、内野ゴロの間に三塁走者の生還を許し同点とされる。小比類巻はこの回さらに3連打を浴び、15と逆転を許す。

  不来方は3回裏、1死一、三塁と得点圏に走者を背負う。ここで静岡はセーフティスクイズを仕掛けるも、捕手菊池康が好守を見せ、追加点を許さない。一度は窮地を切り抜けたかに見えた小比類巻だがふんばりきれず、後続に連続で四球を与え、1点を失う。

  5回裏にも連打を浴び、点差を8点に広げられた不来方。7回表には小比類巻と吉田の安打などで2死二、三塁とするも、池谷のキレのある変化球をとらえることができず、反撃の好機を逃す。

  8回表、不来方打線がこの回から継投の春を攻める。3本の安打で1死満塁と好機を作ると、暴投と小比類巻の内野ゴロで2点を返す。9点を追う9回表には、1死から齊藤が代打で登場し、ベンチ入りした全10選手が出場。最後まで粘りを見せるも、逆転はならなかった。

  選手10人で挑んだ聖地。勝利こそつかめなかったが、9安打を放ち3点を奪った不来方。フルスイングと攻撃野球を貫いた選手に試合後、観客から大きな拍手が送られた。

  ■不来方・小山健人監督
  力負けだった。打撃は目標としていたところをみんながしっかり体現してくれた。小比類巻はよく投げてくれた。それを上回る静岡高の打線が素晴らしいと思う。ここまで、いろいろな方に支えてもらい感謝している。その上で試合をさせてもらい、またここで試合したいという思いが強くなった。

  ■不来方・小比類巻圭汰主将
  失策は気にしない、切り替える姿勢で臨んだ。冬明けから肘に痛みがあり、最後まで調子は戻らなかった。コンディションの部分では課題。(他の公立高に)少しでも励みになってくれれば自分たちもうれしい。個人としては大会前の練習試合であまり打てなかったので、2安打出たのは自信になった。

     
   主将、4番、主戦として甲子園でもチームを引っ張った小比類巻圭汰投手  
   主将、4番、主戦として甲子園でもチームを引っ張った小比類巻圭汰投手
 

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