盛岡タイムス Web News 2017年  4月  6日 (木)

       

■  門司在カナダ大使が来盛 東京五輪事前合宿誘致へ 谷藤市長が協力要請 関係者へ依頼の意向


     
  表敬で谷藤裕明市長と握手を交わす門司健次郎特命全権大使(右)  
  表敬で谷藤裕明市長と握手を交わす門司健次郎特命全権大使(右)  

 在カナダ日本大使館の門司健次郎特命全権大使(64)は5日、盛岡市を訪れ、谷藤裕明市長を表敬した。同市は1985年にカナダ・ビクトリア市と姉妹都市提携し、幅広い分野で交流を継続している他、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けカナダを相手国としたホストタウンにも16年12月に認定された。谷藤市長は「盛岡はカナダをホストタウンとする東京五輪の事前合宿に向けたさまざまな取り組みを進めている。国の認定を受けたことから、カナダ大使からもさまざまな働き掛けに今後とも力添えをお願いしたい」と協力を求めた。

  門司大使は「いろいろなレベルの方々の細かい努力が最終的に国と国との関係につながっていく。姉妹都市関係は私どもも重視しており、今後、東京オリンピックもあるが、それに向けてますます関係を発展させていきたい。事前キャンプが効果があるということは、みんな知っているので、ぜひこれを進めてほしい。私もカナダに戻ったら、この件を関係者に話し、ぜひ推進してほしいと強く依頼したい」とした。

  盛岡市のホストタウン交流事業としては、事前キャンプ誘致・受け入れをはじめ、人的、経済的、文化的な相互交流を図っていく予定。既に同国のスポーツクライミングチームが5月に県営運動公園のボルダリング施設でワールドカップに向けた事前キャンプを実施することが決定しており、4月にはラグビー7人制女子、水球の関係者による視察も予定されている。

  姉妹都市提携では毎年、盛岡市内の中学生が研修団としてビクトリア市を訪れ、ホームステイをしながら現地校の授業への参加、博物館や州議事堂の見学、ビクトリア市長の表敬訪問などを実施している。盛岡ビクトリア友好協会など民間による交流も継続しており、長い歴史がある。

  谷藤市長は「盛岡はカナダ・ビクトリア市と姉妹都市提携をし、30年以上にわたってスポーツ、文化、商工関係を含めさまざまな分野で交流している。今年は特にもカナダが建国150周年の大きな節目を迎えるということで、私も7月に向けてビクトリアを訪問したい。こういう機会を通じてさらに交流を深めたい」と一層の交流促進を祈念した。

  門司大使も「政府としても経済、安全保障と並ぶもう一つの柱が文化交流、人的交流。これは相互理解を深める上で一番重要で、特にも若い人の交流促進が将来に向けて力を発揮する。市で交流しているのは大歓迎で、ぜひ続けてほしい」と歓迎した。

  今回の門司大使の表敬は、宮城県内で開催される日本・カナダ商工会議所協議会合同会合出席に合わせたもので、本県では盛岡市での表敬、特別講演会の実施をはじめ、釜石市での東日本大震災津波の復興状況視察などを実施した。


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