盛岡タイムス Web News 2017年  4月 23日 (日)

       

■ 東京五輪・パラ事前キャンプ 総合プールに好評価 盛岡市で施設視察 カナダ水球関係者も来日

     
   
  市総合プールを視察するデレック・コビングトン氏(中)、ジャスティン・オリベイラ氏(右)
 


 カナダの水球競技とオリンピック委員会の関係者が22日、東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプの視察として盛岡市内の施設を訪れた。視察したのは水球チームハイパフォーマンスディレクターのジャスティン・オリベイラ氏、同委員会チームサービスディレクターのデレック・コビングトン氏の2人。練習会場を想定する同市本宮の市総合プールの視察で、オリベイラ氏は「ワールドクラスのプールで十分に大きく、設備も整っている」と評価し、どこを事前キャンプに使用するか2、3カ月で決める考えを示した。

 今回は、同委員会の東京視察のための来日に合わせた事前キャンプ地の視察となった。視察では、市総合プールの他、隣接するタカヤアリーナ、みちのくコカ・コーラボトリングリンクなどを視察。コビングトン氏は、県営運動公園内のクライミング施設も視察した。

  市総合プールの視察では、プールの水深や大会の開催実績、会議室やスコアボードなどの設備に質問が出た。設備では水球のゴールを1セット増やすこと、選手がクールダウンに使用する水風呂などの準備が要望に挙がった。

  タカヤアリーナのジムでは、スクワットラックや選手が使用するより重いウエートが必要との意見が出された。事前キャンプ地に決定した場合、最大で選手16人、スタッフ8人の来盛が見込まれる。

  オリベイラ氏は「事前キャンプ地決定の決め手になるのは、プールやジムなどの施設の他、市全体の雰囲気、ホテル、アクセスのしやすさ、選手がオフに楽しめる歴史や文化に触れられることが重要。(このプールは)観客席も多く、外のトレーニングに活用できるプールもあることがいい」と話した。

  コビングトン氏は「スポーツクライミングは新しい競技なので施設も他の競技に比べて多くない中、きょうはワールドクラスの壁を見せてもらった。プールもワールドクラスで立派な施設がそろっている。基本的には競技団体がキャンプ地を決めるが、同じ地域に1チームではなく複数の同じ国のチームが来るのは地域にとっても親しみやすくなるのでいい」と評価した。

  市総合プールには、水球の元日本代表も勤務していることから、事前キャンプ地決定の際はさまざまな調整が可能。視察に同行した県水泳連盟の西川勝夫会長は「こちらも万全の態勢を整えてお迎えできる。日本代表を岩手に呼び、カナダと練習交流をしてほしいし、きょう視察に来た関係者はジュニアの指導ができるということなので、地元の子どもたちと一緒に指導もしてもらえれば」と期待した。

  市の細川恒スポーツ推進参与は「まずはきょうがスタートと思っている。盛岡市民の歓迎の雰囲気に好感を持ってもらえたし、ラグビー、クライミング、水球と複数のチームが来て、カナダ全体として盛岡をホームタウンに事前キャンプをしてもらえると盛岡の売りにもなる。(きょう出された要求には)何の問題もなく応えられる」と手応えを感じていた。


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