盛岡タイムス Web News 2017年  5月 6日 (土)

       

■ 鉄道模型はぼくらの街 県立博物館 19世紀岩手の企画展で

 


     
  鉄道模型展「走れ!蒸気機関車&新幹線」。子どもも大人も精巧な鉄道模型に夢中  
  鉄道模型展「走れ!蒸気機関車&新幹線」。子どもも大人も精巧な鉄道模型に夢中
 

 盛岡市上田の県立博物館では4、5の両日、開催中のテーマ展「絵画でたどる19世紀岩手の風景」に合わせ、ミニSLの運行や鉄道模型の展示があり大勢の家族連れでにぎわった。

  鉄道模型展「走れ!蒸気機関車&新幹線」は岩手鉄道模型仲間の会(佐藤徳代会長、会員27人)の協力で開催。館内に軌間9_、縮尺148分の1〜160分の1の鉄道模型の大パノラマが約15bにわたって出現した。

  緻密に再現された駅舎やまち並みを走り抜けるミニ車両に、子どもたちは目がくぎ付け。車両に搭載したカメラで走る風景を映し、運転手の気分が味わえる仕掛けもあり、大人も夢中になって楽しんでいた。

  杜陵小4年の丹光太郎君は「かわいい新幹線や貨物列車がたくさん走っていて面白かった」、母親の千枝子さん(49)も「すごく精巧に作られていて驚いた」と話した。

  国内新幹線第1号の「こだま」から2016年に開業した北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」まで、車両の移り変わりを一気に観察できるのも鉄道模型ならでは。同会の児玉直人事務局長(38)は「古い車両は次々と姿を消してしまう。テーマ展で紹介されている歴史のさらに先の時代、鉄道がどう発展したのか、想像するきっかけになってほしい」と願った。

  芝生広場ではIGRいわて銀河鉄道が、石炭を燃料に走るミニSLを運行。青空の下、子どもたちが体験乗車し、元気に手を振っていた。
テーマ展では日本鉄道の上野青森間が開通した1891(明治24)年頃、川口月村が描いた県内沿線の風景などを公開している。江戸から明治へと時代が移る中で姿を消した盛岡城や北上川の舟橋も、当時の絵や映像で振り返ることができる。

  同館では「失われてしまった19世紀の岩手の風景が見られる。こちらにも、ぜひ、興味を持ってもらえれば」と期待している。7日までの開催。
 


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