盛岡タイムス Web News 2017年  5月 9日 (火)

       

■  2017年度県勢功労者 石川育成氏ら4人に 建設、医療など 震災後の支援にも貢献 知事公館で25日表彰

 

           
  故・宇部貞宏氏 小川惇氏 石川育成氏 佐藤ムツさん  
 
故・宇部貞宏氏
小川惇氏
石川育成氏
佐藤ムツさん
 

 県は8日、2017年度の県勢功労者を発表した。38回目となる今回表彰されるのは、元日本助産師会県支部長の佐藤ムツ(さとう・むつ)さん(87)=盛岡市土淵、県医師会長の石川育成(いしかわ・やすまさ)氏(86)=同市東新庄、元県建築士会長の小川惇(おがわ・まこと)氏(84)=同市加賀野、元県建設業協会長の故・宇部貞宏(うべ・ていこう)氏(享年78歳)=一関市=の4人。25日に盛岡市東中野町の知事公館で表彰式がある。

  佐藤さんは、1947年に軍事保護院傷痍軍人岩手療養所付属保健婦養成所卒業。遠山病院勤務、盛岡市職員を経て86年に助産所を開業。女性の健康相談や母親教室を開くなど地域で活躍した。99年に日本助産師会県支部長に就任し、組織の充実強化、助産師の資質向上に努め、母子保健の向上に貢献。

  石川氏は、55年に岩手医大医学部卒業。68年に石川外科クリニックを開業し、84年に盛岡市医師会長に就任した。92年に現職となり、本県保健医療の充実に貢献した。東日本大震災津波では県医師会災害対策本部を指揮し、陸前高田市に医師会立診療所を開設するなど被災地の医療の確保、充実に努めた。

  小川氏は、56年に明治大工学部卒業。建築設計事務所長などを経て96年に久慈設計代表取締役社長、98年に県建築士会長に就任。県景観アドバイザー、県建築士審査会長などを歴任。県東日本大震災津波復興委員会委員として、まちづくりのグランドデザインへの提言をするなど、復旧復興に尽力した。

  宇部氏は、56年に県立久慈高卒業。78年に宇部建設代表取締役、2010年同代表取締役会長に就任。同年から県建設業協会長として業界の発展に寄与。震災津波では協会内を指揮し、被災地支援体制をいち早く構築。県・国との連携等により被災地応援の体制を整え、早期復旧に貢献した。15年7月逝去。

  県勢功労者は長年の功労、事績が顕著な個人団体を顕彰するため、1980(昭和55)年度から始まった。有識者で構成される選考委員会に諮られ、決定している。今回の4人を含めると、175個人8団体となる。


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