盛岡タイムス Web News 2017年  5月 30日 (火)

       

■  紫波町 旧庁舎を解体、さら地に 改修費かさみ活用を断念 熊谷町長が方針


     
  解体の方向性が示された旧紫波町役場庁舎。右奥は旧紫波郡役所  
  解体の方向性が示された旧紫波町役場庁舎。右奥は旧紫波郡役所
 

 熊谷泉町長は29日、活用の方向性を検討している同町日詰西裏の旧町役場庁舎について、解体し、さら地とする方針を示した。旧庁舎は2015年5月に役場機能が紫波中央駅前の新庁舎に集約され遊休不動産となり、今後の活用が検討されていた。これまでは旧庁舎がある日詰商店街エリアで進む「日詰リノベーションまちづくり」の中で活用する方向性も検討していたが、耐震改修などに多額の費用が掛かるため断念。今後、事業者を公募し、決定後に解体方法などを協議する。

  熊谷町長は取材に対し「できれば、旧庁舎をあのまま使いたかったが耐震調査などの結果を受け、テナントなどを入れての再活用は断念した」と述べた。

  町では15年から遊休不動産を活用したまちづくりを学ぶ「リノベーションスクール@紫波」を開催するなど、商店街の空き家などの活用を検討している。中でも旧庁舎は商店街活性化に向けたシンボル的な位置付けだったが、町企画課によると、旧庁舎の耐震補強には数億円の費用が掛かる。そのため、改修しての再活用はせず、解体してさら地とする方針を決めた。

  旧庁舎は1963年完成で、50年以上が経過した。国道4号沿い、0・36fの町有地に立地。鉄筋コンクリート造3階建て。延べ床面積2036平方b。敷地内には旧庁舎別館の他、明治期に建てられた町指定有形文化財の旧紫波郡役所がある。別館は解体費用を17年度当初予算で盛り込んでいる他、郡役所は移築を含め検討中。

  熊谷町長は「事業主が解体するのか、町が解体後に事業者へ引き渡すのかなど、今後検討していく。さら地にして活用を図るが、多くの若者が訪れ、日詰商店街が活性化していくような事業が取り組まれるようにしたい」と述べた。

  旧庁舎がある敷地は、町公民連携基本計画で公民連携活用町有地としており、活用には民間事業者からの提案必要。町では現在、問い合わせがあった民間事業者と、敷地利用に関する話し合いを進めている。敷地を町から購入か定期借地で借りる事業者を公募予定で、公募の開始時期は未定。事業者の意向を把握し、公募条件を整理していく。

  問い合わせは町企画課(電話019―672―2111)。


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