盛岡タイムス Web News 2017年  6月  6日 (火)

       

■  文化・スポーツ 県事業推進本部設置 経済波及へ戦略的に 部局横断で取り組み 国体1周年記念期間設定


     
   推進本部設立に伴い看板を設置する達増知事(右)と上田部長  
   推進本部設立に伴い看板を設置する達増知事(右)と上田部長
 

 県文化・スポーツ事業推進本部(本部長・達増知事)は5日、設置され、本部会議が初めて開かれた。文化・スポーツを通じて経済波及につなげるなど、部局横断組織として戦略的な取り組みを推進する。2017年度は特に、希望郷いわて国体・大会から1周年になる9、10月を記念事業推進期間、10月7〜9日を重点推進期間と設定。詳細は現在検討中で、部局連携で相乗効果を図る考え。

  本部は、文化・スポーツの振興全般を所掌する。準備が本格化するラグビーワールドカップ2019釜石開催に関する事業推進も担う。既存の県世界遺産等事業推進本部(11年2月15日設置)、県2020東京オリンピック・パラリンピック推進本部(14年5月23日設置)は廃止され、文化・スポーツ事業推進本部に継承された。

  本部が取り組む事業の推進に関しては、3月策定の県文化・スポーツ振興戦略に基づき、目指す姿として「個性と創造性あふれる『ココロパワー・カラダパワーいわて』」を挙げた。三つの戦略の下に10の重点施策も掲げられた。

  推進体制としては、知事部局に関係事務が一元化され、専門で担当する組織として4月に文化・スポーツ部が新設された。5日の本部会議後、達増知事が上田幹也部長と同部前に推進本部の看板を設置した。各広域振興局でも担当の特命課長が配置され、体制強化が図られている。

  国体・大会1周年に関しては記念事業推進期間中に、県民スポーツレクリエーション祭、いわて若者文化祭、アールブリュット巡回展、「いわてマンガ大賞」コンテスト審査会の開催が予定される。

  重点推進期間については、いわて芸術祭開幕フェスティバル、まるごと芸術体験フェスタ、国体・大会1周年記念大会、スポーツフェスティバルが催される予定。

  9月にはラグビーW杯マッチスケジュールイベントにより対戦カードが決まる。県はこの期間にW杯2年前イベントも企画している。4月に設立された釜石開催実行委員会では、広報イベントやボランティア・おもてなしなど4専門部会が今月以降、設置されることになっている。

  達増知事は5日の本部会議冒頭、「昨年の国体・大会では競技成績、イベントによるおもてなしなど、非常に大きな成功を収めた。岩手のスポーツ、文化、おもてなしの力が最大限高まっており、それをレガシー(遺産)として発展させることが大事な局面。文化、スポーツの多面性や広がりにより、観光はじめ各種産業の振興という経済的な力にもつながる」と説いた。


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