盛岡タイムス Web News 2017年  6月  19日 (月)

       

■  南大通1丁目5号線 歩車安全の街へ開通式 盛岡劇場から八幡町 国の「あんしん歩行者エリア」に


     
  盛岡芸妓や市長らが開通した道路を練り歩いたパレード  
 
盛岡芸妓や市長らが開通した道路を練り歩いたパレード
 

 盛岡市道南大通1丁目5号線・歩車共存道路が18日、開通した。同市松尾町の盛岡劇場前から八幡町通りに抜ける163bの道路。2003年度に国交省の「あんしん歩行エリア」の指定を受け、2016年8月に本格着工した。車道と色分けした歩行者通行帯には融雪装置を付け、歩行者が歩きやすい道路を完成させた。同日には開通式が同公民館前広場で開かれ、谷藤裕明市町や菊田隆市議会議長、周辺町内会の代表、地元住民らで開通を祝った。

  整備したのは、昔「いろは横丁」と呼ばれていた道を含む同劇場前の道路。この区間は八幡かいわいで行事が行われる際、観光客ら歩行者と車両が錯綜(さくそう)し、危険とされていた。そこで2013年度に整備事業を始動。事業費約1億2千万円をかけて道路を整備した。

  歩行者の安全を守るため、歩行者通行帯をブロックで色分け。白色の平板をベースに三色模様のワンポイントを入れ、車道との違いを強調した。通行帯の幅1・6〜1・9bと広くし、融雪装置を入れて冬季でも歩きやすくした。

  また「にぎわいの広がりを生み出す道づくり」を目標に、地元住民のワークショップでの意見を整備に反映。横断歩道や交差点の前で車の速度を抑制させる凹凸状のブロック舗装に、盛岡劇場にちなんだ青海波(せいがいは)や定式幕(じょうしきまく)の柄を採用した。旧いろは横丁の歩道は網状模様にして八幡町通りとのつながりをもたせ、歩道13カ所には格子状の影が浮かび上がる照明灯を設置。地域の個性を表す通りに仕上げた。

  開通式で、谷藤市長は「本路線の整備から地域の皆さまの安心、安全、快適な歩行空間が確保され、八幡町通りのにぎわいがさらに広がり、町の魅力が増すことを期待している」とあいさつ。

  出席者らでテープカットを行った後、盛岡芸妓を乗せた人力車、八幡ぽんぽこ市仮装行列による華やかなパレードも行われた。

  もりおか八幡界隈まちづくりの会の明戸均顧問は「周辺住民の意見を取り入れた道路が人を結び、八幡町全体に活気をもたらしてくれると信じている」と期待していた。

  同劇場のそばに住んでいる同市松尾町の山口うた子さん(82)は「毎日のように肴町に買い物に出掛けるので、歩きやすい道路になってとてもうれしい」と開通を喜んだ。


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