盛岡タイムス Web News   2017年  7月  15日 (土)

       

■ 盛岡市の都南川目道路 手代森トンネルが貫通 宮古方面から国道396号 19年度全線開通へ


 

     
  くす玉を開披し手代森トンネルの貫通を祝う関係者  
  くす玉を開披し手代森トンネルの貫通を祝う関係者
 

 盛岡と宮古を結ぶ宮古盛岡横断道路の一部を成す都南川目道路(延長約6`)に整備中の手代森トンネルの貫通式が14日、盛岡市手代森地内の同トンネル内で行われた。貫通式には、施工業者や国交省、行政、地域住民ら約60人が参加し、トンネル貫通を祝った。都南川目道路は2016年3月に川目インターチェンジ(IC)と田の沢IC間2・6`が一部供用開始されており、今回貫通した手代森トンネルを含む残りの3・4`区間は19年度内の開通が予定される。

  手代森トンネルは、都南川目道路の西端に位置する全長2625bのトンネル。宮古側坑口付近は主要地方道上米内湯沢線、盛岡側坑口付近は国道396号と接する。14年に宮古側から掘削が始まり、現在は2075b部分のコンクリート覆工が完了済み。今後、電気設備工事や舗装などを行い、18年3月にはトンネルが完成予定。

  手代森トンネルを含む都南川目道路の全面開通により、宮古などの沿岸部から東北自動車道の盛岡南ICや流通センター、矢巾町に移転する岩手医大附属病院などへのアクセス性が向上し、物流の円滑化や救急搬送の迅速化、観光振興などへの寄与が期待される。

  神事に続き行われた貫通式典では、関係者によるくす玉の開披、通り初めの儀、鏡開きを実施。都南川目道路の完成に向けた最後のトンネル工事となる手代森トンネルの貫通を祝うと共に、残る工事の安全を祈願した。

  発注者の国交省岩手河川国道事務所の清水晃所長は「宮古盛岡横断道路は復興のリーディングプロジェクトとして地域の暮らしを支え、災害に強い地域作りの支援や地域拠点間の連携強化、交流人口の拡大など復興のための基幹インフラとして産業振興や観光振興に大きく寄与する。手代森トンネルは、都南川目道路のうち、最後にして最長のトンネル。今般の貫通で、都南川目道路の19年度の開通目標達成に向けても大きな前進となる。一日も早い開通に向け、今後とも関係者の支援協力を」とあいさつ。

  施工者を代表して清水建設東北支店の岩ア孝道副支店長は「管理技術者、担当者は全てにおいて最良の成果を残そうと日々奮闘している。トンネル工事は、難易度も危険度も高く、自然条件や環境条件に左右され、ここまで来られたことは感慨ひとしお。トンネルが貫通したとはいえ、仕上げの工事はまだまだ続く、全社一丸となり、最後まで無事故無災害で最良の成果品を届けたい」と話した。

  来賓で山下容弘岩手復興局長は「手代森トンネルを含む都南川目道路が開通すれば、三陸沿岸地域から盛岡市内へのアクセスが格段に向上し、今後見込まれる宮古盛岡横断道路の全線完成により、内陸部と沿岸部の観光拠点の移動時間が大幅に短縮され、広域観光が一層促進されることが期待される」と祝辞を述べた。

     
  貫通した手代森トンネルの盛岡側坑口  
  貫通した手代森トンネルの盛岡側坑口
 



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