盛岡タイムス Web News   2017年  9月  16日 (土)

       

■ 八幡平市長選 8年ぶり現・新対決か あす告示 田村正彦氏(現職)、工藤直道氏(市議)出馬へ


  任期満了に伴う八幡平市長選が17日に告示される。出馬表明順に、現職の田村正彦氏(69)と市議で新人の工藤直道氏(59)のいずれも無所属2氏が立候補を予定し、一騎打ちが確実視される。両陣営は10日に総決起大会を開き支持者に団結を呼び掛けるなど、7日間の戦いに向けて前哨戦で火花を散らしてきた。8年ぶりの選挙戦。投票は24日に行われ、即日開票される。

 田村氏は旧西根町議、県議を経て、2005年に初代市長に就任。市役所新庁舎の建設など合併から3期12年間、市をけん引してきた。議員時代から続く県や国との人脈を生かし、市民所得拡大など市の未来の発展に向けた施策を展開。あいさつ回りを重ね、「正々堂々としたうそのない政治」を信念に四選へ挑む。17日午前8時半から市内大更の事務所で神事を営み、第一声を上げる。

  工藤氏は06年に八幡平市議に初当選し、12年に市議会副議長、14年に議長を歴任。市議として11年間、市民の声を行政に届けてきた。6月の出馬表明以降、市内有権者へのあいさつ回りを展開。子育て世代への支援強化など市の身の丈にあった施策に力を入れる。「新しい風」を合言葉に、陣営一丸となって初の市長選に挑む。17日は午前9時ころから市内大更の事務所で出陣式に臨む。

  いずれの立候補予定者も、大更駅前の整備計画推進などを重点政策の一つに掲げる。しかし、10日の総決起集会では、事業に必要な財源について異なる見解を示している。

  田村氏は合併特例債を活用し、市の支出を抑えた事業を標ぼう。「災害なども考えて財政調整基金を残しながら、合併特例債を使えるうちに大型事業を進めている。だから、市の将来の子どもたちへの負担が少ない運営が可能だ」と強調した。

  これに対して工藤氏は、市の財政調整基金約100億円をメーンに充てる考え。「基金を適切に使って、市民福祉の充実を進めなくてはならない。今から事業を進めなければ、将来にかけて若者に負担をかけてしまう」と主張している。

  工藤氏は告示前に議員辞職せず、立候補を届け出て自動失職する考え。これに伴い欠員による市議補選はない。

  1日現在の選挙人名簿登録者数は2万3171人(男1万1062人、女1万2109人)。


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