盛岡タイムス Web News   2017年  9月  18日 (月)

       

■ 台風18号接近で助言 県支援チーム初招集 警報前に本部や避難情報

 

 

     
   支援チームの協議結果について説明する越野教授、齋藤教授、石川班長(右から)ら  
   支援チームの協議結果について説明する越野教授、齋藤教授、石川班長(右から)ら
 

 県設置の風水害対策支援チーム(班長・石川義晃県総合防災室長、9人)は17日午前、初めて招集され、台風18号接近に伴う対応が協議された。国関係機関や有識者を含むチームは、台風や前線の影響で同日夜に県内全域へ大雨・洪水警報が発表される見込みとなり、夜遅くの避難情報の発令では住民の安全な避難に間に合わないと判断。県はこれを受け、午後0時30分に全33市町村長へ警戒を呼び掛ける助言をした。

  助言はファクスで行われ、各市町村の担当に首長へ伝達するよう県職員が電話で連絡した。県は助言と同時に災害警戒本部を設置。気象警報発令前の警戒本部設置は県として初めてだという。

  県のまとめによると、17日午後3時までに設置順に岩泉町、陸前高田市、矢巾町と大槌町が災害警戒本部等を設置。盛岡市と紫波町も6時に警戒本部を設置した。岩泉町は町内に避難所を開設。大槌町はいち早く5428世帯1万2130人に避難準備・高齢者等避難開始の情報を発令した。

  盛岡地方気象台によると、台風18号は17日午後2時半現在、18日明け方から朝にかけて本県に最接近する見込み。台風本体の接近前に前線の影響で雨が強まると予想された。このため助言では県内でも沿岸南部、宮古市と山田町での警戒の必要性が強調された。

  支援チームは2016年8月発生の台風10号の教訓から検討された新たな風水害対策の一環で6月に設置された。8月の県総合防災訓練で実演された。

  メンバーで岩手大の齋藤徳美名誉教授は「初めての実践で夜遅くの避難となり、早めに招集してもらった。台風が近付いてから変化もあるので、最新の情報に今後注意してもらいたい」、同じく越野修三客員教授は「明るいうちに台風が来るのは分かっており、空振りでもいいから警戒体制を取ってもらいたいのが趣旨で呼び掛けた」と述べた。
 


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