盛岡タイムス Web News   2017年  9月  19日 (火)

       

■  台風18号本県最接近 通過後に強風続く 県営運動公園付近で倒木 盛岡で瞬間最大風速27b


     
  倒木が道路をふさいだ盛岡市の市道(18日午前11時50分ころ撮影、市建設部提供)。写真奥が国道4号の交差点  
  倒木が道路をふさいだ盛岡市の市道(18日午前11時50分ころ撮影、市建設部提供)。写真奥が国道4号の交差点
 

 強い台風18号は18日朝、本県に最も接近した。沿岸の大槌町や釜石市など沿岸を中心に記録的な雨が降り、浸水被害や道路の通行止めが起きた。午前10時には北海道へ再上陸したが、接近・通過後も強風が本県の内陸と沿岸で吹き、倒木の被害なども発生した。午後3時前に県内に出されていた大雨・洪水警報、沿岸部で発令された避難指示・勧告は、それぞれ全て解除された。

  盛岡市建設部によると、18日午前11時台、県営運動公園南側に接続する市道上堂二丁目青山四丁目線の国道4号との交差点そば(上堂2丁目6番地内)の街路樹が倒れた。

  推定樹齢45年のケヤキで長さ14b、直径40a。根元から折れ、道路をふさいで市道が全面通行止めとなった。除去作業後、午後1時43分に通行可能となった。人や車両、建物などに被害はなかった。

  市内では台風の接近していた午前7時11分に最大瞬間風速27bを記録。倒木発生時は強風注意報が出ており、台風の吹き返しと老齢化したケヤキの根元に腐食もあったのが原因とみられる。

  盛岡地方気象台の観測によると、18日午後3時現在、日最大瞬間風速が観測史上最大を県内36観測地点中2地点、9月の観測史上最大を20地点で観測。観測史上最大は葛巻で午前9時32分に30・7b、9月最大は久慈で同11時19分に30・0bを記録した。

  降り始めからの雨量は大槌町新町で250_と9月の観測史上最大を記録した他、釜石で225_、宮古で146・5_、大船渡で139_の順に多かった。盛岡地域は盛岡14_、雫石35_、雫石町葛根田55_など。

  八幡平市では午前7時台に大雨、洪水警報が発表され、松川下流の盛岡市玉山地域にある古川橋で一時、水防団待機水位を超過したが、その後、水位は低下した。八幡平市の警報は午後3時前、注意報に切り替えられた。

  県総務総合防災室によると、18日午後3時現在のまとめでは、人的被害は一関市で突風により飛ばされた木が当たって軽傷者が1人いた。住家は盛岡市と紫波町で屋根が吹き飛んだ被害の他、釜石市で仮設団地前の冠水、大槌町で土砂や泥水の流入、床下浸水もあった。山田町では床上浸水が3件あった。

  非住家では釜石市の沿岸免許センターで床上浸水があった。

  道路は沿岸部を中心に国・県道で通行止めが複数で発生。内陸も雫石町の県道西山生保内線の玄武洞―地熱発電所間で一時通行止めが起きた。

  交通機関も乱れ、東北新幹線は強風による遅れ、秋田新幹線は台風接近による運休と遅れ、JRの東北本線や釜石線、山田線など在来線も運休と遅れ、IGRいわて銀河鉄道やバス関係も一部、運休があった。いわて花巻空港発着の空の便は全4路線24便(12往復)中、名古屋線の夕方1往復2便を除き、いずれも欠航した。

  東北電力岩手支店によると、午後6時までに盛岡市を含む16市町村で延べ1万3908戸が停電。未復旧が155戸あった。


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