盛岡タイムス Web News   2017年  9月  29日 (金)

       

■  衆院解散 新区割り初の政権選択 希望の党と手結ぶ野党 少数激戦に 県内3小選挙区に 対決構図は流動化


 第194回臨時国会は28日召集され、衆議院が冒頭解散した。事実上選挙戦が始まった。第48回衆院総選挙の日程は10月10日公示、22日投開票で、本番まで2週間を切る短期決戦。政権選択を懸けた2年10カ月ぶりの総選挙は区割り改定後初めてで、定数10減の465議席を争う。県内も4小選挙区が1減の3となり、少数激戦の模様だ。しかし、小池都知事率いる希望の党と民進党、自由党が急きょ手を結んだ。想定された自公対4野党の図式を覆し、各選挙区の様相が流動化してきた。

  予想される顔ぶれ(政党は28日午後4時現在)は、区割り改定に伴い盛岡市玉山地域の加わる新1区が民進党前職の階猛氏(50)=4期、自民党前職の高橋比奈子氏(59)=比例東北2期、共産党新人の吉田恭子氏(36)の3人。

  県北から旧3区の沿岸南部まで全国一広い面積となった新2区が自民党前職の鈴木俊一氏(64)=8期、民進党元職の畑浩治氏(54)=2期=の2人。新3区は自由党前職の小沢一郎氏(75)=16期、自民党前職の藤原崇氏(34)=比例東北2期=の2人。

  他に自民党前職の橋本英教氏(50)=比例東北2期=が今回は単独比例で出馬する。区割り改定前の2016年11月に共産党が旧3区に擁立した新人の菊池幸夫氏(58)は進退が決まっていない。

  県内では昨年の参院選岩手選挙区で野党統一候補の新人が自民党新人と戦った。同時に次期衆院選の岩手2区へ畑氏が統一候補に決まった。民進、共産、自由、社民の実務者は定期的に会合を開いて共闘の協議を進め、新2区でも畑氏を推す前提で協議してきた。

  ところが、希望の党と民進、自由の合流が発覚。県内4野党は10月2日に実務者会議を前倒しで開き、選挙対応を協議する見込み。

  共産党県委員会は希望の党を「自公の補完勢力」と批判。畑氏と小沢氏が同党公認で立候補すれば「新たな検討が求められるかもしれない」(菅原則勝県委員長)と、対抗馬擁立をにおわせた。

  社民党県連合は野党共闘の調整役を標ぼうしてきた。比例で本県からの候補擁立も視野に対応し、小選挙区の擁立は厳しかった。県内の野党共闘にほころびが生じれば、新たな対応が求められる。

 


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