盛岡タイムス Web News   2017年 10月  12日 (木)

       

■  3次元技術で広がる可能性 土木・建築分野に活用へ 県立大で15日 復興加速化フォーラム


     
   3次元技術の有効性を説き、フォーラムへの参加を呼び掛ける土井章男教授  
   3次元技術の有効性を説き、フォーラムへの参加を呼び掛ける土井章男教授
 

 「復興加速化フォーラム2017〜建設3次元技術活用フォーラム〜」(県立大学、TOKU PCMの共催)が14日、滝沢市の県立大ソフトウエア情報学部で開かれる。土地の形状や建築物などを3次元モデル化し、まちづくりに役立てる技術について理解を深める。土木・建築業に関わる3次元CAD技術者は不足気味。3Dモデルの完成までにかかる時間の短縮や費用の抑制など課題もあり、フォーラムを技術力向上や人材育成につなげる。

  3次元技術では、平面図だけでは分かりづらい高さの情報や奥行き、景色の変化などを具体的に把握し、可視化できる。先進地では土木・建築の調査設計段階から3次元モデルを導入。施工・維持管理の効率化や品質の向上に生かしている。復興のまちづくりでも、将来のまちの姿を具体的に示すことで住民の合意形成を早めたり、地域の観光名所などを3D化し、観光PRに利用するなど、可能性を幅広く探っている。

  事例発表では、3次元計測データを活用した設計をはじめ、3次元画像解析技術や河川堤防の横断測量、太陽光発電所設計における3次元技術の活用事例などを紹介。盛岡市の南昌荘など建築における3D計測データからの3Dモデルの作成、そのVR利用に至る活用事例の発表もある。

  3D技術ソフトのハンズオンセッションでは、3次元計測データを活用した土量計算や設計への活用、出来形管理などの体験講座を開催。建築系3DソフトやCGソフト、今年に入って大きな注目を集めている製造系ソフト「Fusion360」の体験講座も実施する。

  県立大ソフトウエア情報学部の土井章男教授は「航空レーザー測量やGPS測量に比べ、安価で実用的なドローンによる撮影画像の活用や点群データの収集が一般化してきた。3次元技術が活用できる環境が広がり、データを生かすパソコンソフトの価格も下がってきている。3次元CAD技術者を養成し、幅広い分野に生かしていくべき」と力を込める。

  フォーラムは午前10時から午後4時半まで。参加無料(事前登録必要)。詳細はホームページgoo.gl/hFAsygへ、申し込みはgoo.gl/jt4Ymuへ。問い合わせはTOKU PCM、電話019―681―6303へ。


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