盛岡タイムス Web News   2017年 10月  26日 (木)

       

■  いわて弓道Jr 高橋さん(教士七段)らと体験会 全国5位ベスト16 競技人口増やしたい


     
   いわて弓道Jrの小中学生の稽古=盛岡市みたけ・県営武道館弓道場  
   いわて弓道Jrの小中学生の稽古=盛岡市みたけ・県営武道館弓道場
 

 県内で唯一の弓道スポーツ少年団「いわて弓道Jr(ジュニア)」は、結成4年目を迎え、8月の全国中学生弓道大会(JOCオリンピック大会)で男子団体ベスト16・女子団体5位に入賞するなど好成績を上げている。いわて国体(2016年)を見据えて10年前から本県ジュニアの指導にあたってきた教士七段の高橋良子さん(70)=弓道連盟理事・女子部長、盛岡市弓道協会長=も「積み重ねてきた成果が花開いてきた」と喜ぶ。一方、同じ武道の柔道や剣道に比べて小中学生の競技人口はまだ少ない。弓道の魅力を多くの人に知ってもらおうと、29日に盛岡市みたけの県営武道館弓道場で体験会を開く。

  いわて弓道Jrは、高橋さんらの指導を受けていた小中学生らが集まり、2014年3月に発足。県営武道館弓道場で活動し、現在は小学生3人、中学生8人が稽古に通う。高校生3人もスポ少登録し、小中学生の面倒を見ながら自身の稽古に励む。

  保護者会前代表の柳村亜希子さん(46)は「弓道はテレビで見る機会がほとんどなく、高校に入ってから(部活などで)始める人が多い。小中学生から始める仲間がもっと増えれば」。今月28日には、人気俳優の生田斗真と広瀬すずの主演で、弓道を題材とした映画「先生!」が全国公開されることもあり、「多くの人に弓道に関心を持ってもらうきっかけになれば」と期待する。

  弓道は、一連の所作を通して弓で矢を射て的(まと)にあてる武道で、所作を含む礼儀作法も大切な稽古になっている。

     
   指導する弓道教士七段の高橋良子さん(2列目左)ら「いわて弓道Jr」のメンバー  
   指導する弓道教士七段の高橋良子さん(2列目左)ら「いわて弓道Jr」のメンバー
 


  全国大会の団体戦で5位入賞を果たした阿部美優さん(北松園中2年)は「運動は苦手だが一生懸命になれるものが欲しかった。一つ一つ的に当てることが自信につながった」、体験教室を経て中学1年の時に入団した柳村亮汰君(滝沢中3年)は「弓道は(的を)外しても他人のせいにはできない」と集中し、一通りの稽古に取り組む。

  今年入団したばかりの松岡和沙さん(本宮小6年)は、「人と違うことをやりたいと思って弓道を選んだ。弓を引けるようになって、うれしい」と、瞳を輝かせる。

  中学校の体育で選択制の武道が必修になっているが、盛岡市内の中学校で弓道を取り入れている学校は少数。今年度は、武道必修化を前に日本弓道連盟が盛岡市に寄贈した弓道具を活用し2校で実施され、市弓道協会会員も外部講師として協力した。

  高橋さんは「弓道の的は動かないので、自分自身にどこが足りないのか向き合うことができる。普段の授業や生活にも通じるのでは」と手応えを感じ、「希望する学校があれば協力していく。最後まで諦めない気持ちを持てることは弓道の大きな魅力」と話す。

  ■いわて弓道Jr「チャレンジ弓道 道場に来てみて弓にふれてみよう」

  県営武道館弓道場で29日午前の部・受付午前9時40分から(開催10時〜正午)、午後の部・受付午後1時15分から(開催1時半〜3時半)。対象は小学5・6年生と中学1年生の男女。服装は、上は襟、ボタン、ファスナーの付いていない服、下はジャージ(長ズボン)と白い靴下。座射、立射の見学の他、弓に触れ、はかまの試着体験もある。無料。

  問い合わせは、保護者会代表の阿部さん(電話090―9633―5402)へ。


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