盛岡タイムス Web News   2017年 11月  2日 (木)

       

■  日本ジャズヴォーカル賞 金本麻里さんが新人賞 岩手を拠点に音楽活動 満を持し初ノミネートで


     
  新人賞を受け「活動の幅をもっと広げたい」と話す金本さん  
  新人賞を受け「活動の幅をもっと広げたい」と話す金本さん
 

 盛岡市の歌手、金本麻里さん(38)が第33回日本ジャズヴォーカル賞新人賞に選ばれた。金本さんは初めてのノミネート。10月20日の東京都のオールオブミークラブで行われた選考会を経て、受賞が決定した。「毎年ノミネートされて挑戦している人がいる賞。その中で受賞でき、身の引き締まる思い」と話す。

  同賞は音楽専門紙のジャズワールドが主催。国内ジャズボーカルの発展を期し、1985年創設された。毎年、大賞と新人賞を贈っている。歴代の大賞受賞者に中本マリや阿川泰子、マーサ三宅がおり、ジャズ歌手の登竜門となっている。

  金本さんは仙台医療福祉専門学校卒後、福祉施設に勤務しながら音楽活動をしている。照井顕さん経営のジャズ喫茶「開運橋のジョニー」(盛岡市開運橋通)でジャズに出合い、同店で職場仲間のバンドでポップスを歌った際に照井さんの耳にとまり、ジャズボーカルを勧められる。紫波町で行われた世界的ジャズピアニスト穐吉敏子さんの公演に感銘し、本格的にジャズの修業を始めた。

  開運橋のジョニーでの定期ライブなど、県内を中心に東北、関東でも活躍。2011年3月にはジョニーズ・ディスクからアルバム「ホープガール」を発表してデビューした。収録の「HOPE」は穐吉敏子作曲、谷川俊太郎作詞で、金本さんの持ち歌の一つ。

  2013年5月、東日本大震災支援の人脈で横浜市のジャズ喫茶「ちぐさ」に招かれ、同年10月には第1回ちぐさ賞を受賞した。その副賞としてLP、CDを発売し、今田勝トリオと共演して今田勝さんの代表曲「アンダルシアの風」を歌った。この受賞とLPとCDの発売は全国的にも注目を集める。

  最初のCDをリリースしたときにもノミネートの話はあったが、プロデュースする「開運橋のジョニー」の照井さんは早すぎると考えて辞退。今回のノミネートには「今年出した3枚目のCDアルバムの評判が良く、何かになるかなと思った。予想通り」とほほ笑む。

  金本さんは「岩手にいて、関東でも活動して5、6年。こうして注目してもらえるのはうれしい。ジョニーさんも取りたい賞だったと思うので、良かったねと思う」と笑顔。「今までの出会いに感謝しながら、いろんな人に聴いてもらえるよう頑張っていきたい」と今後の活動を見据えた。

  4日午後7時半からは、同店で「麻里(ボーカル)遠藤定(ベース)堀江洋賀(ギター)ツアー」(3千円、ワンドリンク付)を開催する。


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