盛岡タイムス Web News   2017年 11月  5日 (日)

       

■ アートネットもりおか 障害の有無超え芸術の秋 ボーダレスアートで交流

     
   
  感性豊かな作品が並ぶ、アートネットもりおか秋の芸術祭2017  


 精神疾患や発達特性などがある人とその仲間たちによる「アートネットもりおか・秋の芸術祭2017〜ボーダレスアート〜」が4日から、2日間の日程で、盛岡市鉈屋町のもりおか町家物語館浜藤ホールと大慈清水御休み処の2会場で始まった。約20の個人・団体が絵画や手芸作品、詩など豊かな感性を感じさせる70作品を発表している。訪れた市民や出品者が作品を話題にしながら触れ合い、交流した。

 ボーダレスアートは、障害の有無を超え、人が持つ表現のエネルギーが交差する新たなアートの場を目指す活動。障害や疾病の当事者や支援者で組織するアートネットもりおかによる芸術祭は4回目となる。中学生による切り絵の大作や「臨床美術」の実践から生まれた作品、詩、イラスト、手織りのマットなど多彩な作品が展示された。

  ヨーロッパの宗教画やギリシャ建築に関心があるという盛岡市の辰巳憲士さん(25)は、ピエロなどを題材にしたペン画を発表。自分自身を表現する方法として「勉強を続け、これからも描いていきたい」と言う。

  詩作に力を入れる奥州市の笹井瞳さん(36)は「こうした発表の場があるのは、ありがたい。人の心の救いになる、読んだ時に自然に涙があふれてくるような作品をつくっていきたい」と意欲を語った。

  5日は午後1時から、看護師として働きながら、障害者の支援活動や復興支援に取り組む、「福祉と音楽の会」まっtete代表の松井みどりさんによる講演、ワークショップを開催。午後3時から市民有志によるミニコンサートもある。

  アートネットもりおか事務局実行委員会の深澤明子さん(38)は「ボーダレスアートの意義を知り、作品を通して、いろいろな人がいることを知ってもらえれば。互いの理解を深めるきっかけになってほしい」と願った。

  展示時間は午前9時から午後6時まで。(大慈清水御休み処は同4時まで)。入場無料。

  問い合わせは実行委員会事務局・電話080−1808−2507へ。


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