盛岡タイムス Web News   2017年 11月  15日 (水)

       

■  来年「健康づくり宣言」へ 岩手山山開きの7月1日 滝沢市 総合計画を推進


 滝沢市は市民が幸福感を判断する重要な要素の「心身の健康」を向上させるため、2018年7月1日の岩手山山開きの山頂で「市健康づくり宣言」を行う方針を固めた。健康に長生きできる健康寿命と平均寿命の差が広がり、家計への医療費負担が大きくなる将来に向けて、無理のない取り組みで市民一人ひとりの健康づくりを実践。自治会など市民、市内企業や学校など関係団体、行政が協働し、それぞれの立場で健康づくりに取り組む。

  宣言は、市の第1次総合計画の基本構想の一つ「幸福感を育む環境づくり」に基づいた施策。地域で支え合いながら健康づくりを進めていくことを目的とする。市はこれまで、自治会代表などが参加する懇談会を開催。庁内にプロジェクトチームを立ち上げ、市内企業などの賛同を募ってきた。

  総合計画の地域社会アンケートによる健康への意識調査では、幸福感を感じる要素に「心身の健康」を挙げた人は全体の7割強。しかし、心身ともに元気と感じている市民の割合は6割未満。健康づくりに取り組んでいる人も6割未満だった。

  施策の背景には、団塊世代が75歳の後期高齢者となる2025年問題なども関係する。県人口移動報告年報(16年10月1日現在)によると、滝沢市の高齢化率は県内で最も低い22・5%。しかし、市の5年間の統計では、上の山団地や滝沢ニュータウンなどの住宅地を中心に高齢化が進行。17年3月現在、30自治会中8自治会で高齢化率30%を超えた。市はこうした現状を踏まえて、心身の健康づくりによる生活の質向上により安心して暮らせる社会づくりを目指す。

  取り組みは、栄養・運動・休養・歯周病予防など。高齢者だけではなく、食生活改善推進員による若者世代からの脳卒中予防、精神保健ボランティアによる自殺予防の普及啓発活動などを市民それぞれの立場で実践。一人ひとりの健康感向上を図る。

  市は18年3月に健康づくり宣言書を決める予定。同年7月1日の宣言まで啓発活動を行い、宣言後は市内でイベントを開催する考え。

  健康福祉部健康推進課の熊谷多美子課長は「体制づくりを継続しながら、地域ごとに進めていきたい」としている。


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