盛岡タイムス Web News   2017年  12月  1日 (金)

       

■  岩手中央タクシー 東京五輪時代へ快走 次世代車両(トヨタのジャパンタクシー)導入 県内初の「ブルーキャブ」


     
  岩手中央タクシーが導入した県内第1号の「ジャパンタクシー」。車いすでもゆったり乗車できる  
  岩手中央タクシーが導入した県内第1号の「ジャパンタクシー」。車いすでもゆったり乗車できる
 

 盛岡市の岩手中央タクシー(佐々木康太郎社長)は、2020年東京五輪・パラリンピックを見据えて開発された「ジャパンタクシー」(トヨタ自動車製)1台を県内で初めて導入し1日から走らせる。車色を東京五輪のシンボルカラーである濃い藍色に統一したミニバンタイプ。車いすでもゆったりと乗車できる。液化石油ガス(LPG)エンジンとモーターのハイブリットシステムを採用し、環境にも優しい。東京都内ではタクシー会社の多くが導入を進めており、岩手でも、いち早く最高品質の「おもてなし」を提供する。

  10月に発売された「ジャパンタクシー」は、車体の藍色にちなんで愛称が「ブルーキャブ」。ロンドン(英国)の「ブラッグキャブ」やニューヨーク(米国)の「イエローキャブ」のように日本を象徴するタクシーを作ろうと、タクシー業界とトヨタ自動車などが共同開発した。東京五輪・パラリンピックの開催時には都内に約1万台を走らせる計画で、都が補助金を支出し、導入を後押ししている。

  業界関係者を対象に宮城県のサーキットで開かれた試乗会で、佐々木社長(45)が乗り心地を体感。東京五輪を盛り上げつつ、高齢者や障害者にも優しいバリアフリータクシーの普及を進めていこうと導入を決めた。

  ジャンパンタクシーの車高は、乗用車タイプの現行車両「クラウンコンフォート」よりも高い約170a。大間口のパワースライドドアを採用。足元の空間にもゆとりがあり、大きな荷物を持っていても快適だ。後部座席は低床で道路との段差が小さく、人が座ったまま車いすで乗り降りできる。大きな窓で景色を遮らないため、高齢者や障害者の旅行にも適している。

  燃費は現行LPG車両の2倍に向上。価格はクラウンコンフォートより約100万円高い345万円だが、燃費や耐用年数を考慮すると「高い買い物ではない」という。同社はジャパンタクシーを今年1台、来年は5台導入する予定で、7、8年かけて所有する乗用車タイプのタクシー88台の約半分を切り替える。

  「東京五輪は全国に影響を与える大きなイベント。岩手でも大いに盛り上げていきたい」と佐々木社長。「人工知能の発達で、無人運転車両が開発されるなどタクシー業界の存続に危機感も感じている。運転士のコミュニケーションスキルの向上はもちろん、ハード面も充実させ、生き残りを図っていきたい」と意欲を燃やす。

  ジャパンタクシーは従来の乗用車型タクシーと同じ料金で利用できる。指定配車にも、できる限り応じる。問い合わせは電話019―653―1011へ。


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