盛岡タイムス Web News   2018年  2月  8日 (木)

       

■  盛岡ブランド 一級上の「プレミアム」認定 認証制度を改定 名産えりすぐり差別化


 盛岡市は盛岡特産品ブランド認証制度について、2006年度の開始から10年あまりが経過し、認証品目の増加などにより付加価値を見いだしにくい状況になってきたことから、18年度から新たな制度を構築する。新制度では、盛岡ブランド品の中で特に優れたものを「盛岡プレミアムブランド品」として認定し、差別化を明確にすることでブランド力の向上を図る。市は、2月下旬に事業者などへ新制度案の説明を実施する。7日の市議会産業環境常任委員会で商工観光部が説明した。

  同市では、これまでに828品目の商品を盛岡特産品ブランドとして認証し、ホームページやカタログ、首都圏での盛岡デーなどの各種催事で紹介・宣伝してきた。ブランド認証は商品だけでなく、盛岡さんさ踊りなど盛岡全体のPRにもつながり、民間シンクタンクが17年10月に公表した市区町村別魅力度アンケートでは62位になるなど、一定の成果を挙げてきた。

  一方、事業者からの聞き取りでは、認証メリットの明確化や費用負担の軽減、情報発信などの意見があり、これらの課題を解決するために新制度を構築することとした。現行制度では、認証品の種類や品目数の増加に努めてきたが、同一の商品での付加価値が見いだしづらかったことから、新制度では盛岡ブランド品、盛岡プレミアムブランド品の2階層の認定構造とする。

  盛岡ブランド品は、外部委員で構成する盛岡ブランド品認定制度懇話会の意見を反映し、認定基準を満たしたものを認定。盛岡プレミアムブランド品は、そのうちの一定の認定基準を満たしたものを外部有識者など第三者機関の意見を踏まえ、市長が認定する。19年度末までは、現行制度で認証を受けたものは、新制度の盛岡ブランド品の認証を受けたものと同様の扱いとし、新制度への移行を事業者に働き掛ける。

  新制度の認定基準案では、盛岡プレミアムブランド品は▽小分類ごとに認定基準を満たしていること▽公的コンクール入賞商品、伝統工芸士、現代の名工、県卓越技能者が製造したもの―のいずれかを満たすことが条件。

  一例として、南部せんべい、だんご、餅菓子、伝統的な菓子類の小分類では「南部せんべいは『ごま、豆(クッキータイプを除く)、醤油』に限る。盛岡(南部)駄菓子、お茶餅、醤油だんご(みたらしを除く)、ぶちょうほうまんじゅう、黄精飴など伝統的な菓子と認められるもの」、南部鉄器の小分類では「伝統証紙の表示が認められているもの」などが基準となっている。

  費用負担の軽減では、これまで新規で5千円プラス1品目当たり1千円、更新で3千円プラス1品目当たり500円だった認証・認定登録料を無料にする。認証・認定シールも、従来の定価販売から事業者の実費負担にし、シールの他に箱などへ認証を印刷できる仕組みとする。認定有効期間は4年で、従来と変わらないが、認定時期を年度末に統一化することで、更新時の事業者の手続きを分かりやすくする。


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