盛岡タイムス Web News   2018年   2月  20日 (火)

       

■  〈蒼き潮風キューバ紀行〉3 松島嘉子 ココタクシー


     
  ハバナの街を駆け抜けるタクシー  
 
ハバナの街を駆け抜けるタクシー
 

 ハバナの旧市街を初めて歩いた時、真っ先に目に飛び込んできた黄色いやつ。

  ココナッツの型をしているので、ココタクシーという。

  2人がけのバイクタクシーで、ひと目見るなり、ハバナの風を体感してみたくなった。見た目はコロンとして愛らしいが、意外とブッ飛ばすのには驚いた。

  走っている途中、ガソリンが切れるとドライバーがその場でペットボトルから給油する。これはどう見ても危なかっかしくて、日本では、許可されそうにもないだろう。

  さすがに(ヘミングウェーの邸宅がある)「コヒマル村まで連れてって。」というのは無理だが、街の中をチョイ乗りするにはちょうどよい。

  スリリングでありながら、旧市街の街並みがさらにノスタルジックな光景に映る。滞在中、ハマって何度も足がわりに利用した。

  料金は交渉制のものがほとんどで、日本のタクシーとほぼ同額といったところか。

  キューバは実にいろいろなタイプのタクシーがあり楽しい。代表的なのが、1950年代のクラシックカーのタクシーで一時間貸し切りで30ドル。「ビシ」と呼ばれる自転車タクシーは、うっかり料金交渉しないで乗ってしまい、ものすごくぼったくられた苦い経験も。

  地方へ行くと馬車も普通に走っている。キューバの人たちは、ココタクシーには乗らない。庶民の足のビシタクシーか、乗り合いタクシーを利用する人がほとんど。

  そういえば、ココタクシーは、ハバナ以外では、サンティアゴ・デ・クーバでわずかに見かけただけで、他の地方都市では全く見なかった。

  おそらく、外貨を落としてくれる観光客相手の乗りものとして登場したのではないか?と私は推測している。


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