盛岡タイムス Web News   2018年   3月  7日 (水)

       

■  岩大生が三鉄に企画列車 こたつミカン、釣り… 社長ら前にアイデア発表会


     
  三陸鉄道の中村社長らの前で、企画列車のアイデアを提案する学生たち  
  三陸鉄道の中村社長らの前で、企画列車のアイデアを提案する学生たち
 

 岩手大学の学生による三陸鉄道(中村一郎社長)を活用した新たな企画列車のアイデア発表会が6日、盛岡市上田3丁目の同大農学部1号館で開かれた。3グループの学生9人が、各グループで話し合った活用案を中村社長らの前で発表。今後、有望な企画案を両者で磨き上げ、実現を目指す。

  学生たちからは、東北の地ビールを列車内で味わう「三鉄夏の東北ビール列車」や品種の異なるミカンの食べ比べや皮を使ったミカンアートに挑戦する「こたつミカン列車」、車内で岩大釣りサークルから講義を受けた後、到着した先で釣りを楽しみ、釣った魚や日本酒を味わう「釣り&日本酒列車」など、荒削りながら、ユニークな企画案が示された。

  片思いなど誰かに伝えたい思いのある人が、思いを書いた紙飛行機を車窓や橋梁(きょうりょう)の上から飛ばす「紙飛行機列車」というアイデアも。農学部共生環境課程3年村上唯さん(21)は「一から企画を考え、みんなで一つのものを作り上げていく体験は初めて。企画列車の実現まで、やり遂げたい」と意欲を燃やしていた。

  学生が三鉄の企画列車のアイデアを練る取り組みは、同大農学部の広田純一教授の授業「地域おこし論」に、中村社長が特別講師として協力したのがきっかけ。若い学生の柔軟な発想を三鉄の活性化に生かし、学生たちの地域に対する意識も育てていこうと始めた。
広田教授の声掛けで、学内サークルの町づくり研究会と鉄道研究会から学生14人が参加。1月には企画のヒントを得るため、学生たちがこたつ列車に体験乗車した。

  三鉄の冨手淳旅客サービス部長は「ありそうでなかった案が出てくるのを楽しみにしている。学生さんたちの協力を得て一緒に作り上げていきたい」と期待。中村社長も「面白いアイデアがたくさんあった。いろいろな面からブラッシュアップし、1本でも2本でも具体化していければ」と話した。


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