盛岡タイムス Web News   2018年   3月  29日 (木)

       

■  矢巾移転の新附属病院 来年9月21日に開設 外来診療は24日から 岩手医大 内丸MCも開院


     
  矢巾町移転の日程などが示された検討会議  
 
矢巾町移転の日程などが示された検討会議
 

 岩手医科大(小川彰理事長)は、矢巾町へ移転する新たな附属病院・県高度救命救急センターについて、2019年9月21日開設予定で準備を進めていることが分かった。当日は土曜で、外来診療は3連休明けの同24日から始める。移転先敷地に新設される保育園は先行して18年12月末に完成。飲食やコンビニなどが入居する店舗棟、ホテル、テナント棟(健康プラザ)はいずれも19年7月に完成またはオープンする見通し。

  移転日程は、28日に開かれた第3回岩手医科大跡地活用検討会議で、進捗(しんちょく)状況の説明の中で示された。

  移転先の附属病院は既に着工済みで、19年7月に完成・引き渡しがあり、引っ越し準備へ着手予定。同9月21日には入院患者を含めて引っ越しを完了し、開設日を迎える。高度救命救急センターも事実上運営開始となる。外来診療のみ3連休明けの24日からスタートする。

  今回の移転は矢巾キャンパス総合移転整備事業の最終段階。移転場所は、JR矢幅駅と国道4号を結ぶ県道矢巾停車場線をはさんだ、移転済みキャンパス北側の同町藤沢地内。県道沿いに店舗棟とテナント棟、隣接して附属病院が立地する。その南西側にドクターヘリ基地が位置する。

  保育園は、今月1日に着工。移転開所済みの県立療育センターなどに接した敷地北側に整備される。0歳児から就学前を対象に一般、病児合わせて定員111人。休日・夜間、一時保育も展開される。

  ホテルは地下1階・地上10階建てで300室459人を収容。テナント棟には院外保険調剤、テナント施設などが入居予定。

  移転に伴い跡地となる盛岡市内丸には、外来中心の仮称内丸メディカルセンター(MC)が開院する。当面は附属病院の建物が利用される。今後、跡地利用に伴う再開発と合わせ、歯科医療センターや循環器医療センターのある敷地西側に新病棟が整備される見込み。

  小川理事長は検討会議で内丸MCについて「建物は老朽化が進んでおり、なるべく早い段階で新病棟の建設に努めたい」と述べた。「矢巾の運用開始に伴い病院機能を市民、県民のために維持する必要がある。現時点では救急体制をどうするかなど考えるべき問題がある」と説明した。

  附属病院跡地の約2f部分の活用については、大正時代建築の1号館を記念館として保存・活用する方針。その他は、さら地にする以外、用途は未定。このため現在医大、県、盛岡市、盛岡商工会議所4者による検討会議が設置され、議論が進められている。

  28日の検討会議では、18年度以降も整備計画決定へ、先進事例の視察や地元町内会・商店街との意見交換会開催などに取り組むことが確認された。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします