盛岡タイムス Web News   2018年   3月  31日 (土)

       

■ 西バイパス延伸へ調査費 国新年度予算化 国道4号盛岡南道路 実現へ一歩前進と地元歓迎


 国は28日に成立した2018年度予算に、国道46号盛岡西バイパス(BP)の終点を南に延伸させる「国道4号盛岡南道路」の調査費を盛り込んだ。国交省東北地方整備局が30日、概略ルートや構造の検討を行う区間として公表した。盛岡広域市町は、国道4号の混雑緩和と19年9月の岩手医大附属病院の矢巾町移転に伴う中核医療機関へのアクセス確保の観点から、実現へ要望を重ねてきた。事業化にはまだ時間がかかるが、地元は一歩前進と歓迎している。

  地元が要望してきたのは盛岡西BPの終点を南に延伸させ、最終的に国道4号と合流するルート。現在の終点は東北自動車道盛岡南インターチェンジに通じる主要地方道上米内湯沢線と交差する盛岡市永井1地割地内。

  今回予算化されたのは、公共事業の効率性やその実施過程における透明性の向上を図るため、新規事業採択の前段階として行われる「計画段階評価」を進めるため。

  今後▽優先区間の絞り込み調査▽概略ルート・構造の検討▽詳細ルート・構造の検討▽都市計画・環境アセスメントを進めるための調査などを経て、事業採択時評価が行われる。これらの手続きをパスすると、正式に新規事業化される。

  谷藤裕明市長ら盛岡広域市町関係者と達増知事は17年5月29日、上京して石井啓一国交相へ要望活動をした。盛岡広域圏の交通ネットワーク充実へ終点の南進などを訴えた。

  予算化を受け、達増知事は談話を発表し「盛岡西BPの南進の事業化に向けた第一歩であり、実現に向けた大きな前進。盛岡都市圏の渋滞緩和、19年9月開院の県高度救急救命センター(岩手医大附属病院)へのアクセス強化につながり、物流効率化へ県民の安全・安心な暮らしに大きく貢献すると期待している」と歓迎した。

  谷藤市長もコメントを出し「大きな前進で大変喜ばしい。盛岡都市圏の渋滞解消、都市機能集積強化のみならず、県と共同整備を想定している県内最大級の野球場整備や岩手医大附属病院の移転に伴う医療体系の強化につながるもの」と早期実現へ期待を込めた。

  矢巾町の高橋昌造町長も「町のさらなる発展へ大きな前進で大変喜ばしい。盛岡広域圏内の人流・物流機能の向上、岩手医大附属病院を含めた救急医療施設、防災拠点の県消防学校へのアクセス向上が期待できる」とし、国の調査推進へ協力を惜しまない考え。



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