盛岡タイムス Web News   2018年   4月  30日 (月)

       

■  鞍掛が山開き 春の眺望を楽しむ 滝沢市 式に約200人が参集


     
  鞍掛山頂上で、岩手山を背景に万歳する登山者ら  
 
鞍掛山頂上で、岩手山を背景に万歳する登山者ら
 

 滝沢市の鞍掛山(897b)は29日、山開きとなり、市内外から大勢の登山者が訪れた。好天に恵まれ、午前9時に登山口がある同市鵜飼安達のたきざわ自然情報センター前で行われた山開き式(同市主催)には、200人超が参集した。県内では2番目に早い山開き。今年最初の山登りとなった登山者も多く、晴天の下で一歩一歩、確かめながら進み、岩手山が目前に見える景色に心を躍らせた。

  山開き式で柳村典秀市長は「頂上では迫力ある岩手山が見え、眺望が素晴らしい。山頂を目指し頑張ろう」などとあいさつ。この後、注意点などを確認し、登山を開始した。

  登山道では頂上に近づくにつれて、所々に残雪があり、ぬかるんだ場所もある中、登山者らは息を弾ませながら歩みを進めた。見晴しの良い休憩場所では、景色を眺めながら呼吸を整える人も。思い思いに山頂を目指し、頂上では岩手山を背景に万歳し、登頂を喜んだ。

  初めて山登りを体験した、盛岡市厨川の斉藤啓斗君(8)は、父の学さん(40)と一緒に参加。啓斗君は「登るのは大変だったけど、景色を見たら疲れが飛んだ。また登りたいし、岩手山にも挑戦したい」と登山の楽しさを実感。

  同日が誕生日の滝沢市湯舟沢の野里峰子さん(63)は、孫の楓さん(7)と登った。峰子さんは「2、3年くらい忙しく、久しぶりに登った。いつもは来ない孫が、珍しく行きたいというので連れてきた。雪がたくさんで大変だった」と話していた。

  鞍掛山は国指定名勝「イーハトーブの風景地」を構成する場所の一つ。宮沢賢治作品に深く関わる6カ所で構成される名勝で、「白い鳥」など複数の散文詩に「くらかけ山」が登場する。

  同市山岳協会の遠藤正紀会長(63)は「絶好の登山日和となった。この山は四季を通じて楽しめ、登山者ではリピーターも多い。標高は低めだが景色も良く、多くの人に登ってもらえれば」と魅力を語っていた。


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