盛岡タイムス Web News   2018年   5月  6日 (日)

       

■  しずくいしYU―YUファーム 春風に乗り初の流鏑馬 気軽に乗馬楽しんで 国際色豊かに


     
  流鏑馬競技に臨む川村さん  
 
流鏑馬競技に臨む川村さん
 

 しずくいしYU―YU(ユーユー)ファーム(雫石町南畑、柴田優行代表)は5日、第1回流鏑馬(やぶさめ)競技大会を開いた。乗馬施設として2016年6月にオープンし、流鏑馬の競技コースが常設されている。150bのコースの走行タイムと3カ所の的を射る得点で争われ、出場者が人馬一体の技を競った。町内外から約100人が観戦し、終了後は馬との触れ合いも用意された。乗馬や馬事文化としての流鏑馬を身近に感じる機会とされた。

  大会には町内外から男女7人が出場した。雫石在住の漫画家そのだつくしさん、同じくドイツ出身のウヴェ・リヒタさんら多彩な顔ぶれがそろい、乗馬歴も幅広かった。

  中国とモンゴルから岩手大留学生がボランティアで運営に協力するなど国際色豊かだった。県立大生や同ファームの利用者も協力した。

  馬上から、50b間隔に設けられた的目がけて矢を射るのは難しく、特に2番目の的は準備が間に合わず打ち損じる出場者も。大勢が観戦する雰囲気に緊張したのか、途中で引き返したり、転倒したりする馬もいた。

  遠野郷八幡宮で射手を務める岩間敬さん(39)=遠野市=は、連れてきた寒立馬(かんだちめ)を乗りこなし、次々に的中させた。見事な技に歓声が起きた。柴田代表(66)に走行タイムで敗れ、2位となった。

  「ユーユーファームは敷居が低く、気軽に乗馬ができるアットホームな場所。乗馬や流鏑馬がもっと身近になり、ネットワークが広がって底辺が拡大すれば」と期待した。

     
  柴田代表(左)がプレゼンターとなって表彰式  
 
柴田代表(左)がプレゼンターとなって表彰式
 

  矢巾町の菊池菜奈さん(37)は乗馬を始めて約1年。初挑戦の流鏑馬は残念ながら落馬して競技を断念した。

  「流鏑馬に憧れて高校時代に弓道を始めた。地面に立って打つのとでは大違い。練習では馬も走ってくれていたので、自分の緊張が伝わったかも。来年はぜひ的に当てたい」と気合を入れた。

  同ファームに勤務する盛岡市の川村恵里子さん(20)は乗馬歴半年で、見事的中させて4位になった。「馬と一緒に走り抜けて的中するのは最高の気分。どうせなら3本全て成功させたかった」と一層の精進を誓った。

  柴田代表は「形はどうあれ、試行錯誤の中で競技大会を開催できた。これを糧に2回目以降も盛り上げたい。乗馬は誰でも気軽にでき、決して危険ではない。馬との触れ合いを楽しんでもらえたら」と利用を呼び掛ける。

  同ファームは冬も営業。会員登録不要、事前申し込み(電話019―681―7828)で気軽に乗馬が楽しめる。住所は雫石町南畑33地割23の14。

 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします