盛岡タイムス Web News   2018年   7月  24日 (火)

       

■  ドローンで林業効率化 盛岡広域振興局 紫波町で苗木運搬を実証研修


     
  研修会参加者の見守る中、苗の入った袋をつり上げ離陸するドローン  
  研修会参加者の見守る中、苗の入った袋をつり上げ離陸するドローン
 

 林業におけるドローンの活用促進を目指す実証研修会は23日、紫波町の山林などで行われた。盛岡広域振興局林務部が初めて開催したもので、盛岡森林管理署や盛岡広域森林組合、林業従事者ら27人が参加。最新技術を活用した林業の効率化や労働力の確保、再造林の促成に向け、導入効果や課題などを検証した。

  同町東長岡下大平地内の山林では、ドローンによる苗木運搬の実演が行われた。現場は距離約120b、高低差約35b、平均斜度約36度の斜面。通常は農薬の散布などに使用するドローンを使い、苗の入った約7`の袋をつり上げ、運搬した。人力では約4分を必要とした作業を、ドローンは約1分で完了。人力では疲労により徐々に効率が落ちていくが、ドローンは電源の持つ限り同じペースで運ぶことができることなども示された。

  研修でドローンの動作を見守った盛岡広域森林組合の後藤俊一森林整備課長は「コストやバッテリーの持続時間など課題はあるが、今回のような急斜面での作業の場合は有効な手段だと思う」と語った。

  本県では今年度から、ドローンを活用した林業振興を図るための取り組みを進めている。盛岡広域振興局林務部によると、同様の取り組みは和歌山県、宮崎県でも進んでいるという。盛岡広域振興局林務部の眞島芳明林業振興課長は「ドローンの導入により、林業従事者の負担経験、作業の効率化に期待がかかる。課題である費用対効果などを検証しながら、実用に向け検討したい。新技術を取り入れ、労働力確保に努めたい」と語った。


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