盛岡タイムス Web News   2018年   7月  24日 (火)

       

■  仲間に感謝の銀メダル 米国のデフバスケU―21 山和也君(雫石中3年)報告


     
  日本代表の練習着に銀メダルを持った山君  
  日本代表の練習着に銀メダルを持った山君
 

 6日から14日まで、米国ワシントンDCで行われたU―21(21歳以下)デフバスケットボール世界選手権に、日本代表として初挑戦し、準優勝した雫石中3年の山和也君(14)は23日、町役場で成果を報告した。銀メダルを首に下げた山君は「(準優勝は)良い意味と信じられないという気持ち」と振り返り、世界へ送り出してくれた中学の仲間に「県中総体で良い結果を残してくれて、『ありがとう』という気持ちだった」と感謝。今後も練習に励み、再び世界への思いを新たにした。

  デフバスケットボールは、聴覚に障害のある人を対象としたバスケットボール。試合中は補聴器を外し、音や声が聞こえない状態でプレーする。山君は3点シュートが評価され、最年少で日本代表となった。

  日本代表は予選でスペイン、カナダ、ギリシャに快勝。予選で60―88の黒星をつけられたポーランドに準決勝で当たったが、91―66で勝ち上がった。決勝では米国に63―81で敗れたが、銀メダルの栄誉を勝ち取った。

  山君は予選3試合、決勝1試合に出場。3点シュートを決めるなど活躍した。試合については「どの国の選手も日本の選手と違い、体が大きい。だからゴール下の相手を抑えてボールを取りに行くなど、戦術を駆使した」と振り返った。

  生まれつき両耳が難聴の山君は、小学4年からバスケを始めた。普段は補聴器を付け、中学の仲間と練習に励んでいる。県中総体の日程が世界選手権と重なったが、中学のチームメートが世界選手権への出場を後押し。県中総体で健闘した仲間に「感謝しかない」と話していた。

  3年の山君は、中学バスケを引退となる。今後の進路は未定だが「高校でもバスケを続けていきたい。8月には日本代表のA代表の面談がある。そこで選ばれて、またプレーしたい」と目標を語った。

  山君と懇談した深谷政光町長は「町でも経験のないことだと思う。謙遜しているが、世界トップレベルなのは間違いがない。日頃の練習の成果が実を結んだものと考える」とたたえた。


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