盛岡タイムス Web News   2018年   8月  24日 (金)

       

■  掲載100回、95歳の記念に 本紙のもりおかデジカメ散歩 59枚選び写真集に 菅原一郎さん(盛岡市)


     
   「95歳まで元気で撮影ができることに感謝」と自費出版した写真集と投稿写真のスクラップを前にする菅原一郎さん  
   「95歳まで元気で撮影ができることに感謝」と自費出版した写真集と投稿写真のスクラップを前にする菅原一郎さん
 

 盛岡市緑が丘1丁目の菅原一郎さん(95)は、本紙の投稿写真コーナー「もりおかデジカメ散歩」への掲載が100回を超えたことを記念し、写真集「『もりおかデジカメ散歩』とともに」を自費出版した。菅原さんは、生涯学習講座「不来方大学院」(盛岡市教委主催)の写真クラブで腕を磨き、2007年から写真投稿をスタート。今月20日の誕生日に合わせて出版し、「95歳まで続けてこられたのは、発表の場があり、講師の先生や写真仲間の支えがあったから」と笑顔を見せる。

  本写真集には、この11年間に掲載された100枚以上の写真から、59枚を選んで収録。散歩がてらに撮影した写真を、「岩手山」「お気に入りの場所 @森林公園 A高松の池」「カメラをもってどこまでも」などテーマごとにまとめた。

  本紙の掲載第1号は、07年9月24日に自宅隣りのマンション屋上から撮影した「くじゃく雲」。知人から「空の雲が見事だから写真に撮ってみたら」と電話を受け、刻々と変化していく初秋の雲の表情をとらえた。

  「真冬の岩手山は、日の出前に山頂付近が赤く染まる光景が素晴らしい」と、望遠レンズを構えて撮り重ねた作品もある。1964(昭和39)年に緑が丘に自宅を建て、苗木を植えるなど手入れをしてきた庭を記録した写真もある。

  撮りためた写真を初めて1冊にまとめ、「岩手山の四季であったり、白鳥が来て去って行く高松の池の風景であったり、私なりの盛岡の新名所の発見になった」と喜ぶ。

  菅原さんは、父親の仕事の関係で小岩井農場(雫石町)に生まれ、県職員を定年退職後、保養所の支配人を73歳で退職。その後、不来方大学院を毎年受講。写真クラブで県写真連盟会長らの指導を受け、構図の取り方やトリミングの仕方などを教わった。

  本写真集(A5判、70n、盛岡タイムス社・印刷)は非売品だが、写真クラブや町内会などでお世話になっている人、親戚らに贈る予定だ。

  これまでに2度の大病を経験し、80歳代では体力的に不安もあった大手術を乗り越えたという菅原さん。「写真クラブでも最高齢だが、95歳でも元気でここまでできるということを見てもらえればうれしい」と、若々しい笑みを広げる。


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