盛岡タイムス Web News   2018年   8月  28日 (火)

       

■  町産ホップが収穫期 雫石町のチャレンジプロジェクト 今年は20g試験醸造


     
  ホップを収穫する若手農家ら(雫石町農林課提供)  
 
ホップを収穫する若手農家ら(雫石町農林課提供)

 

 雫石町内の若手農業者で構成する同町農業振興青年クラブ(米澤広志会長)の「しずくいしホップチャレンジプロジェクト」で栽培したビールホップが収穫の季節を迎えた。6月に植えた6品種100株の苗から採れたホップは約2`。27日までに全体の8割を収穫した。青年クラブによると、今年はベアレン醸造所で収穫したホップ2`を使い、試験的に約200gのビールを醸造する予定。畑の近接地で第2工場を建設中のベアレン醸造所との取引の交渉も進めており、町のブランド作物化を着々と進めている。

  プロジェクトは2017年度から始め、遠野市などで栽培技術の習得に努めていた。今年の6月16日から本格的に試験栽培を開始。順調に生育し、ホップのつる草は緑のカーテンのように伸び、黄緑色の実を付けた。23、24日にクラブの若手生産者や農林課職員で手摘みした。

     
  雫石で育ったホップ  
 
雫石で育ったホップ
 

  収穫したホップは食品乾燥機で10時間ほど乾燥し、真空パックにして冷蔵保管する。今後は畑の病気など防除対策を行い、品種ごとの収量、ベアレン醸造所で必要とするホップの量を予測して、次年度に栽培する品種を選定する考え。

  米澤会長は「初めての作物なので、まったく採れない可能性もあった。苗を分けてくれた園芸店からは、1年目としては非常に良いと言われた。3年目からが本格的な収穫。1年目は香りがあまりないが、研究を重ねて風味を出していきたい」と話していた。

  ホップはアサ科のつる性多年草。和名はセイヨウカラハナソウ。受粉前の雌株が持つ毬花(きゅうか)の中にある「ルプリン」と呼ばれる粉がビールの香りや苦味、泡立ちを生み出す原材料となる。


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