盛岡タイムス Web News   2018年   8月  29日 (水)

       

■  紫波町学校再編整備 全体で6割以上が賛同 保護者アンケート結果 小中一貫には理解の余地も


 紫波町で計画素案が示されている町内小中学校を対象とした学校再編整備に関し行われていた、保護者アンケートの調査結果がまとまった。質問事項のうち再編整備に対する考えでは、賛同する割合は全体で6割を超えた。一方で再編後の通学手段、小中一貫校に対する不透明感から、賛同割合が5割余りにとどまる学区がある他、これまでに行われた意見交換会も含め質問や意見も多く出されている。町教委ではこれらの結果を踏まえ、今後予定している、再編対象学区での意見交換会などで説明を尽くしていく考え。

  素案では、人口減が著しい町東部、西部でそれぞれ小学校を一つにまとめ、東西に各一つある中学校区で小中一貫校とすることが示されている。アンケートでは再編整備への考えの他、学校教育で優先すべき取り組み、今後の学校の在り方に必要な環境など聞いた。

  アンケートの全体結果のうち、再編整備に対する考えでは、「再編を進めるべき」「どちらかというと進める方が良い」の合計(賛成)が61・8%、「再編はしない方が良い」「どちらかというとしない方が良い」の合計(反対)は10・3%、「どちらともいえない」は26・5%だった。

  また、素案中の対象学区のうち、東部の紫波二中学区では賛成60・5%、反対18・1%。一方で西部の紫波三中学区では賛成51・7%、反対21・9%だった。

  町教委ではアンケート結果から現状、西部ではスクールバスがなく再編後の通学下校の手段に不安が残ることや、小中一貫校の制度について浸透していないことなどを分析。今後、対象学区での意見交換会で、理解を促す方針としている。

  侘美淳教育長は「疑問点に対し説明を尽くし、素案を盤石なものとしたい」と述べた。

  紫波二中学区の意見交換会は10月5日、午後7時から同中体育館。紫波三中学校区は同10日、同時刻から上平沢小体育館。いずれも2時間を予定。

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  紫波町教委の保護者アンケートは6月26日から7月6日まで、町内に住所があり、町内の保育施設などに在園する未就学児の保護者、同じく町立小中学校に在籍する児童生徒の保護者を対象に実施。マークシート式、記述式で2228人を対象に行い、1991人から回収。回収率は89・4%。内訳では、再編対象の紫波二、三中の各中学校区に子どもがいる保護者は全体の約25%。その他は大規模校の紫波一中学校区の保護者。


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