盛岡タイムス Web News   2018年   9月  11日 (火)

       

■  盛岡秋まつり目前 魅力は心意気と熱意 鈴木正男会長に聞く 山車推進会が60周年


     
  盛岡山車推進会の鈴木会長  
 
盛岡山車推進会の鈴木会長
 

 1958(昭和33)年結成の盛岡山車推進会(鈴木正男会長)は、今年で創立60周年を迎える。盛岡秋祭りで奉納される盛岡山車を取りまとめる役目を果たしてきた同推進会について、第9代会長の鈴木氏(80)に話を聞いた。(聞き手・佐々木貴大)

  ―推進会の主な役割は

鈴木 推進会ができる前は山車の運行を取りまとめる団体がなく、各消防団や団体がおのおのに山車を出していた。6〜7台出る年もあれば1台しか出ない年もあるなど、その時々によってばらつきがあった。山車推進会が中心となって調整することで、毎年一定数の山車が出るようになった。また、市からの情報、連絡も推進会を通じて各団体に伝えられるようになり、円滑な運行につながった。

  ―盛岡山車の魅力は

  鈴木 参加する人々の心意気、熱意だと思う。各団体の人々は、仕事の合間に、他の団体の山車に負けないという思いで山車を造っている。互いに良いものを造ろうと切磋琢磨(せっさたくま)している。

  山車そのものでは、演題や見返しに歴史上の人物や歌舞伎の名場面などが使われ続けていること。「天」「人」「地」「海」という基本も変わっていない。

  ―これまでで一番の思い出は

  鈴木 ブラジルやフランスのパリなど、海外で山車を運行したこと。現地で受け入れられるよう演題や見返しを考えた結果、大いに歓迎してもらえた。

  2012年に盛岡で開催された東北六魂祭も心に残っている。東北6県を代表する祭りの中に、地元の行事として盛岡山車が加わり、感動した。私たちの方が元気をもらった。

  ―盛岡山車の今後は

  鈴木 次の世代を担う若い人に、今まで以上に盛岡山車に参加してもらいたい。推進会の企画部では、小学校で出前授業を開いて、子どもたちに山車に使う花を作る体験をしてもらっている。子どもたちにとって、祭りに参加することは多くの人と触れ合い、社会を学ぶいい機会になると思う。

  ―今年の意気込みを

  鈴木 今年は推進会が60周年であるとともに、盛岡八幡宮の中にある盛岡山車資料館が完成から40周年。さらに平成として最後の秋祭りでもある。節目にふさわしく、今年は山車が9台運行する。台風21号や北海道での地震など、いろいろ悲しいことがあった。つらい思いをした方に、少しでも癒やしを届けられるような盛岡山車としたい。

  ―市民にメッセージを

  鈴木 今年の山車は力作がそろった。特に夜は山車に照明を効果的に使い、輝いている。ぜひ大通の大絵巻パレードを見てほしい。観光客の方だけでなく、多くの市民で沿道を埋めてほしい。


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