盛岡タイムス Web News   2019年  5月  16日 (木)

       

■  東京五輪聖火台が岩手に 来年開催の機運醸成へ 巡回展示で県営運動公園に 21日県高総体でお披露目


     
  県営運動公園陸上競技場前で行われた炬火台の設置作業(15日午後3時ころ)  
  県営運動公園陸上競技場前で行われた炬火台の設置作業(15日午後3時ころ)
 
  1964(昭和39)年の東京五輪で使用された旧国立競技場の聖火台(炬火=きょか=台)が15日、盛岡市みたけの県営運動公園に運び込まれ、陸上競技場に設置された。高さ2・1b、最大直径2・1b、重量は推定で4dある。21日に開かれる県高校総合体育大会総合開会式で除幕され、点火式が行われる。同日を皮切りに県内で7月14日まで展示される。来年の東京五輪・パラリンピックの県民の機運醸成に一役買う。

  県文化スポーツ部スポーツ振興課によると、炬火台は埼玉県川口市の川口内燃機鋳造所が製造主体となり、1958年に完成した。成分は鉄など。現在日本スポーツ振興センター(JSC)所有で、県が借り受けた。2014年12月以降貸し出し展示されていた石巻市から、運び込まれた。

  7月14日以降は福島県内で同月中旬ころから展示される。その後、埼玉県川口市へ2020年3月まで貸し出され、最終的に新国立競技場の東側ゲート正面へ設置される予定。

  県営運動公園には15日、トラックで炬火台が運び込まれた。作業員十数人が作業に従事した。陸上競技場のスタンド前でクレーン車で一度つり上げ、梱包が解かれ、県が用意した特注の台座に取り付けられた。そこまでで約1時間かかった。

  その後、設置場所のバックスタンドのピッチまで、フォークリフトを使って運ばれた。通り道のトラックが傷まないよう措置がされ、作業開始から約2時間半後に設置完了。今後化粧直しなど21日のお披露目に向けた準備が行われ、当日までシートで覆われる。

  21日の総合開会式では高校生が除幕し、高校生とゲストランナーが点火予定。陸上競技場には21〜30日と、6月4日〜7月12日まで常設展示される。

  6月1日に釜石市・釜石市民ホールで開かれる三陸防災復興プロジェクト2019のオープニングセレモニー、7月14日に陸前高田市・夢アリーナたかたで開かれる同プロジェクトの「さんりく絆スポーツフェスタ」でも展示される予定。

  同課の星野俊一主幹兼生涯スポーツ担当課長は「復興五輪としての東京五輪の機運を高めるため、2カ月にわたって岩手で展示することとなった。この設置をもって、岩手から盛り上げていきたい」と期待を込めた。



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