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盛岡市菜園1丁目のタイ料理バンコクは、バンコク出身の花篭マーリニーさんら、タイ出身者の作る手料理が好評だ。「とにかく料理が大好き」という花篭さんが、第2の故郷となった岩手に開店してもうすぐ丸4年。味の決め手となるハーブも自家製というこだわりが、盛岡人に受けている。
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【写真】 タイ料理店「バンコク」を開店して4年目の花篭マーリニーさん
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バンコクの味は、同じメニューでも3種類ある。店の味、本場の味、そして来店する一人一人の好みの味―。「日本人向けというより、お客様向け。注文時に言ってもらえれば調整します」と、料理好きの腕が鳴る。
バラエティーに富むタイ料理の特色は、ふんだんに使った香辛料に香菜。「トム・ヤンクン」「生春巻き」など、スープ、麺、カレーと日本人になじみのメニューもあるが、調理法は多岐にわたり「覚えるのは日本料理より難しいかも」と言う。
材料のほとんどをタイから輸入し、本場の味にこだわる。家族と暮らす紫波町産のリンゴをサラダに使うなど、地場産の物を生かす工夫も出てきた。
花篭さんは、東京で仕事をした経験があり、タイに帰国中に紫波町出身の夫と出会い、結婚を機に来日。夫の父母と一緒に暮らしていることもあり、家庭の食卓には毎日、日本食が並ぶ。
天ぷら、すき焼き、おでん、煮物…大抵のものは作れるようになった。「夫が経営する会社の従業員の分を含めて、毎日6人分の食事を作っていたことも。料理が好きなので苦にはならなかったし、勉強になった」と花篭さん。「日本料理の基本はサシスセソですよね」と笑顔を見せる。
タイの味を紹介したいという念願がかない、2000年2月に「バンコク」をオープン。客の多くが日本人で、カレーをメーンにしたランチタイムは会社員でにぎわう。「辛そう」と言われることが多いタイ料理だが、辛さは調整が可能。タイの味を求める人も多く、本場の味が受け入れられている。
お店を開いたことで、「タイの文化を教えてほしい」「タイから送られてきた手紙を読んでほしい」と頼まれることも増えた。調理、接客と忙しいため時間は限られるが、できる範囲で応じている。
年末年始は紫波町の家族とのんびり過ごす。タイの新年は、仏教の関係で4月というが、近年は1月も節目として祝うようになった。「今はやりですね」という花篭さんだが、他の土地に働きに行っている人が帰ってきたり、いつもより豪華な料理が並ぶのは日本と同じだ。
花篭さんも1月の半ばころにはお店を休み、久しぶりにバンコクに行く予定。「それまでは近くのお温でゆっくりしたい。紫波は大好きな温泉がたくさん、毎週のように行っているんですよ」。店を切り盛りするパワーの源が分かった。
営業時間は、ランチタイムが午前11時から午後3時、夕方は午後5時から10時。日曜日定休。問い合わせは(電話626―5677)まで。
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