2005年 1月 14日 (金)        

■  〈経済〉冬季限定リンゴビール ベアレンが新商品

 盛岡市北山のベアレン醸造所(木村剛社長)は12日、冬限定の発泡酒「ベアレン アップルラガー」(330ミリリットル瓶)を新発売した。盛岡市門や手代森などで収穫した盛岡産リンゴ・ふじを主原料にした全国的にも珍しいビール。盛岡・岩手ブランドとしてビールの新需要開拓も図る。

 同商品は、ふじの果汁と麦芽とホップが原料。果汁と麦汁を同時にゆっくり発酵させた。完全無添加で無ろ過で製造し自然の味わいを大切にした。リンゴの糖度と麦芽のこくが混じり合い、苦みが少なくフルーティーな味わい。口に含むとリンゴの風味が広がる。アルコール度数は約5度。希望小売価格は346円(税込み)。販売本数は限定1万本。

 リンゴ果汁は酒税法上ビールの原料に認知されていないため表示は発泡酒になる。

 同醸造所ではクラシック、ヴィット、シュバルツ(黒ビール)など定番商品を製造・販売しながら、期間限定の新商品開発などを手掛けてきた。今回のアップルラガーは14番目の商品。

 以前から地場の原料でビール製造を考えており、昨年市内門の五枚橋ワイナリー(五枚橋裕社長)に依頼。共同で盛岡産リンゴを使用することになった。木村社長は「地元密着型の事業を展開してきた。かねがね五枚橋ワイナリーのリンゴワインに高い関心を寄せていた。それぞれの同じリンゴ果汁でワインとビールを造ることになった」と、共同原料使用を喜ぶ。

 12日は市内の酒販店やスーパー、デパートなどで一斉発売された。木村社長は「昨年12月上旬に仕込み約1月かけて製造。瓶詰めを完了した。糖度の高い盛岡産ふじの味わいが十分に生かされている。リンゴビールは国内ではこれまで聞いたことがない。当社が初めてかもしれない。盛岡・岩手ブランドとして、地場はもちろん県外の方にも味わってもらいたい」と新商品の発売に力を入れている。

 19日からの大阪高島屋、26日からの横浜高島屋での岩手展でも販売する。なお13日午後7時半、盛岡市中央通のヌッフ・デユ・パブで、ベアレン主催のニモク・ビール会を開催。アップルラガーや五枚橋ワイナリーのリンゴワインなどを楽しんだ。


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