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いきいき牧場の理事長に就任した白澤さん |
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盛岡市川目の社会福祉法人いきいき牧場の新しい理事長に、1月から盛岡市紺屋町の白沢せんべい社長の白澤國雄さん(63)が就任した。前理事長の故馬場勝彦さんの遺志を継ぎ、いきいき牧場にスローライフの生活を築きたいと願っている。いきいき牧場は今年10年の節目を迎え、施設内の「元気丸」で50人、「のびやか丸」で30人の障害者が自立の精神で働いている。
−理事長就任の抱負は。
白澤 娘が障害を持っていて設立当初から元気丸の方でお世話になっている。家族の会の組織があって役員をやり、家族の会会長や理事になり、副理事長に推挙され、馬場さんがお亡くなりになられて理事長になった。子供と親で世話になっているが、今度は経営の立場になった。実際責任ある立場になってみると大変さがひしひしと身にしみる。
−馬場さんの遺志をどう発展させるか。
白澤 馬場さんの基本構想をひもといて勉強してみたら、価値観という言葉が出てきた。障害を持っている子供、利用者の価値観、愛情、自然などいろいろ出てくるが、わたしなりに考えると川目の盛岡のはずれだが大自然の中にスローライフを築いていくこと。わたしなりに馬場さんの考えを言い換えればそうなる。
利用者とともに同じ物差しと価値観と愛情で、障害者とともに同じ価値観と愛情を持って、優しい心、温かい心で川目の地にスローライフを築く。自然に囲まれた川目のいきいき牧場の近くには競馬場や市民の森もあるし、限りない可能性がある。馬場さんが掲げたことだが、どなたが理事長になっても共通の理念でコンセプトとしてやっていける。
−県や市町村の行革で補助金が削られ、福祉など各分野で自立が大切になってくる。
白澤 国会で福祉政策が変わる最中で、06年度半ばから07年度にかけてどんどん変わってくる。それに対応する経営が必要になってくる。家族の会出身で軸足が家族の会なので、何があっても利用者にきちんと目を向けた経営、利用者を中心にして職員と家族の会がスクラムを組んで、周りに協力してくれる後援会や委員会、地域の人が周りにいて応援して道をつくり歩んでいく、しっかりした流れをつくっていかねばならない。
このような施設に入ったり通所で利用できるのは、親の立場ではすごく恵まれている。病気や体力的なことで入所したり通所したりできない子供もいるし、親が引っ込み思案で施設に入れないでいる人もいる。お世話になっているのはありがたい。利用者と家族が素直に思うことができる施設であってほしい。現場や職員の皆さんが目的意識を持って福祉に一生懸命頑張ることができるような環境整備が経営者としては一番。今のところ支援サービスでは支援費ということで支援サービスをある程度全うできるくらいの予算は確保されているが、少しずつ施設のもうひとつの収入源を作り上げていかねばならない時代になる。プラニングしし計画をテストして本物にしていかねばならない。自分で商売をやって感じているが、生まれながらの商人でも利益を上げるのは至難の業だから並大抵のことではないだろうが。
−今年は10周年。今後の展望は。
白澤 若い人が多いので可能性を秘めている。わたしのことを支えてくれる施設長や事務長たち福祉のプロたちと、馬場さんがやってきたことを見極めて頑張っていきたい。
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