2009年 2月 22日 (日)

       

■ スキー写真家の阿部祐二さんが写真展 「一緒に滑りながら撮る」

     
  阿部さんの作品  
 
阿部さんの作品
 
  盛岡市の写真家阿部祐二さん(50)の「スキーの写真展」が28日まで、同市神子田町の嶋岡商店ギャラリーで開かれている。阿部さんは県内唯一の、スキーで滑りながら撮影する「パウダーフォトグラファー」。スキーヤーに肉迫した臨場感あふれる画面からは、滑走する音まで聞こえてきそうだ。今回は八幡平、田沢湖、安比、青森県八甲田を舞台にした過去約5年間の作品20点を展示した。

 スキー場や雑誌社などから頼まれる写真のイメージは「青空を背景に気持ちよく滑っているところ」。だが、山の天候は変わりやすい。青空が顔を見せるのをひたすら待つのも仕事のうち。自然の声に耳を澄ませながら、わずかな時間に隠れているシャターチャンスを狙う。

  撮影に臨むときは、レンズ4本を持参するため、背負う荷物の重量は約15キログラム。こぶの下でカメラを構えて、飛んだ瞬間を下からのアングルで撮ることも。スキーヤーと一緒に滑ることでしか撮影できない画面が見る側の目を引く。

  よく撮影の苦労を聞かれるが、大変だと思ったことはない。「寒いのはつらいが、寒いからいい雪がある」と達観。絶え間ない降雪のため、撮影中止の判断を下したときは、仕事を抜きに純粋に滑りを楽しめることを「ラッキー」と思う。

  スキーは3歳ぐらいからスタート。写真店の3代目として、本格的に写真を始めたのは18歳から。現在は同市大通2丁目の阿部写真を経営。約10年前から「パウダーフォトグラファー」として知られるようになった。自作は「見た人に喜んでもらえるのが一番」と気負わずに撮影を続ける。

  午前9時から午後7時まで。同市神子田町7の8、電話番号019−622−8170。駐車場はない。

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