2009年 6月 11日 (木)

       

■ 〈お父さん絵本です〉282 岩橋淳 おとうさん・パパ・おとうちゃん

     
   
     

 父の日が、近づいてまいりました。発祥の地、アメリカでは、「国民の祝日」なんだそうです。国を挙げて、祝う。寿ぐ。ねぎらう。敬う。もうちょっと寝てていいよと、そっとしておいてくれる。…。

  情けない冗談はさておき、おとうさん、おうちでは何と呼ばれていますか?

  本稿最初期にご紹介した『おとうさんはウルトラマン』で、家族のために日夜たたかうお父さんを描いて好評を博した作者ですが、そのプロトタイプとも言うべき作品が、これ。

  こどもにとって、おとうさんは、あくまでおとうさん。ところが、玄関を一歩出ると、家では切りっぱなしだったおとうさんのスイッチは、バチーンとONに入るのです。さまざまな仕事、さまざまな立場。そして、呼び名だって、変わってしまう。

  自営業のお宅はともかく、お勤めの場合、こどもにはなかなか見せる機会がないけれど、そう、顔つきだって、変わるのです。そんな頼もしいおとうさん像が、続々登場。そうそう、ここんとこの違いを、よーっく見ておいてほしい訳なんです。

  清志郎さんの歌声が、聴こえてくるような気がします。「昼間のパパは、男だぜ」

  【今週の絵本】『おとうさん・パパ・おとうちゃん』みやにしたつや/作・絵、すずき出版/刊、1050円(税込み)(1996年)。


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