2009年 6月 30日 (火)

       

■ コープ緑が丘、きょう閉店 地域で38年間営業

     
  30日閉店となるコープ緑が丘  
 
30日閉店となるコープ緑が丘
 
  盛岡市緑が丘のコープ緑が丘が30日午後8時、38年間の営業を終え閉店する。同地区の組合員からは、存続の声が上がっていたが、同店を運営するいわて生協(本部・滝沢村、池田和昌理事長)では5月、利用低迷、経営悪化に歯止めがかからず閉店を決断した。

  同店では26日から30日まで全品2割引きの最終セールを実施。閉店前日の29日も通常通り開店し近隣住民らが買い物に来ていた。同市緑が丘の小林かえでさん(67)は「ずっとここで買い物してきた。夜11時までの営業で仕事の帰りに立ち寄れて便利だった。存続運動もあったがかなわなかった。閉店後、どこで買うか思案している」と店を後にした。

  同市高松の50代の男性公務員は「きょうは法事があり休んだ。晩ご飯の買い物に来た。休日はいつも来て買っていた。なじみの店がなくなるのは寂しい限り。この地区には高齢者も多い。買い物した弁当などを店内で食べていた高齢者も少なくない。閉店は高齢者に大変では」と話した。

  同店近隣の小売店でも閉店後の人の流れを心配している。コープ緑が丘に隣接する野菜とフルーツの専門店、山果の遠藤茂樹店主は「長年、隣で商売してきた。6、7年前までは大いに盛り上がった。その後、マルイチなど他スーパーが出て客が分散した。閉店は仕方ない。閉店後、客の流れがどう動くかはまったく分からない。どこかの店が入れば良いが」と閉店後の動きを注視している。

  コープ緑が丘の店内で最後まで働く女性スタッフの1人は「当店で働くスタッフ約40人の多くが7月下旬のベルフ牧野林を中心にベルフまつぞの、ベルフ山岸などに配属となる。家から遠い人もいるが家計を支えるためには仕方ない」と淡々と働いていた。

  同コープの組合員数は約4400人。高齢者も多い。同生協広報では「1日からベルフまつぞの行きの買い物バス(無料)を運行する。1、15日と毎週水・金・日曜日に1日9便運行する」としている。同店前から3カ所停車して、ベルフまつぞのまでの往復便で対応する。

  閉店後の利用に関しては、近隣から、2階は近隣サークルの活用、1階はドラッグストア出店などののうわさ話が出ている。同生協広報では「閉店後の店舗の利用についてはサークル活用も含め現在検討中」と言う。

  同生協では年内に、コープ緑が丘からわずか100メートルほど北側に、葬祭会館を建設する計画を立てている。

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