2009年 8月 6日 (木)

       

■ 〈北Gのライブトーク〉99 北島貞紀 時間解放症?(上)

  人間の体はつくづく不思議だと思う。健康なときには全然意識していないが、体のどこかがちょっと異常になると、健康であることのありがたさと、人体の不思議さを通感する。

  最近、午後になると頭部に異変が起る。こめかみ付近が熱をおび、締め付けられたような圧迫感を覚える。そして鍋をかぶったような聴覚異常になるのだ。セミが鳴き続けることもあるし、頭がふらふらと揺れて感じることもある。ただ幸いなことに、痛みはない。

  こうなると、音が一種の凶器となる。さんさ踊りの太鼓の音、車の騒音、テレビやラジオの音、声高に話す人の声、特にシンバルの様な金属音はてき面である。だから予防として脱脂綿を持ち歩いて簡易耳栓にしている。

  最初にこの症状が起ったのが1月半前である。まず、脳梗塞(こうそく)を疑った。救急外来でCTを撮ってもらったが異常はなく、耳鼻科へ行くように言われた。耳鼻科で聴音検査をしたが、こちらも異状は見られなかった。

  「最近体重が落ちませんでしたか?」

  「そういえば去年手術をしたときに5`落ちました」

  「これは、ジカンカイホウショウです」えっ、時間解放症?時間感覚がなくなるの?

  耳管解放症と書く。耳から鼻につながっている管が、普通開いたり閉じたりしているのが、開きっぱなしになる症状なのだそうだ。はっきりした原因は分からないし、根本的な治療方法もない。体重が急激に減ったときなどに起こりやすいのだそうだ。

  脳梗塞の次に疑い、ひそかに恐れていたのは突発性難聴である。ベートーベンほど高い能力のない僕には聴力の欠陥はまさに命取りだ。その点では一安心したのだが…。

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