2009年 8月 13日 (木)

       

■ 〈北Gのライブトーク〉100 北島貞紀 時間解放症?(下)

 聴覚異常を覚えて病院へゆき、「耳管解放症」という病名をもらった。この病気、はっきりとした原因も治療法もないらしい。生理食塩水を処方されたが、開きっぱなしになった耳管に鼻からスポイトで食塩水を入れてやるという対処療法だ。

  ところがなかなか好転しない。それどころか症状が悪化している気がする。

  ある日、ピアノの練習を始めて驚いた。いつもの曲を弾いたのに、音程がバラバラで音楽にならないのだ。調律が狂っている?ハ長調のスケールを弾いてみると、中心よりオクターブ低いG(ソ)の音程が異常に下がっている。加えて、高音域が瀬戸物のような安っぽい音だ。まるで、サイケデリックアートの音楽版だ。ちょっと冷静になって考えた。

  「これは、楽器に問題があるのではなくて、僕の耳に問題があるのだ!」

  医大に行って、今までの状況を話し再検査してもらった。

  「聴覚検査の結果は、異常ありませんでした。耳管解放症の検査もしましたが、そちらも異常がありません」

  「ということは、どこが悪いんでしょうか」

  「音を感じるセンサーには、異常がないということです。となると音を認識する方の問題となるのですが、今のところその原因を特定することはできません」

  なるほど、説明はヨークわかりました!結局は原因も治療方法も分からないから様子をみようということなんだね。つまるところ、ストレスによる神経症の一種なのだろう。

  かくてこの聴覚異常、もとい聴覚認識異常との上手な付き合い方を模索している毎日である。今のところライブがある時は、不思議にも正常にもどるので助かっている。同じ症状を経験された方、克服された方おりましたらご一報を!

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