2009年 8月 21日 (金)

       

■ 「マスクじゃ演説できない」衆院選各陣営、インフルに神経配る

     
  20日、盛岡市内の選挙事務所に設置された消毒液。新型インフルエンザ流行は各陣営にとって「思わぬ敵」となってしまうのか  
 
20日、盛岡市内の選挙事務所に設置された消毒液。新型インフルエンザ流行は各陣営にとって「思わぬ敵」となってしまうのか
 
  新型インフルエンザが再び国内で流行しているのを受け、衆議院選挙を戦う各候補者、陣営も対応を始めている。20日から選挙事務所に消毒液を設置し、手指の消毒を励行を開始した陣営もある。さらに感染が拡大しても、不特定多数と接触する機会の多い選挙戦で「候補者がマスク姿で演説するわけにもいかない」「個人演説会に来る有権者にマスク配布をするのも…」と「思わぬ敵」に困惑する。

  岩手1、2区の各陣営では、事務所に消毒液を置いて関係者に消毒を励行したり、握手をする回数の多い候補者には携帯用の消毒液でこまめに消毒させたり対応している。本部から感染予防の注意喚起を各陣営に通知している党もある。

  ある1区候補の選対幹部は「選車クルーにマスクはちょっと…。まさか個人演説会でマスクを配るわけにはいかない」とまゆを潜める。別の1区候補の陣営では「感染がひどくなれば個人演説会をやめてしまうことも考えないといけないが、それでは選挙にならない」と思わぬ敵に悩まされている。

  神奈川県では候補者に感染の疑いが出て活動を自粛した例もある。陣営は期間中に県内での感染拡大が起きないのを願うばかりだ。

  県選挙管理委員会は、市町村選管へ新型インフルの感染防止などを周知している。19日から始まった期日前投票や30日の投票日当日など不特定多数との接触の頻度が高いからだ。陣営に通知はまだしていないが、候補者のマスク着用など「今後感染が拡大すれば検討が必要かも」などと話していた。

  盛岡市選管は20日時点で入り口での消毒液設置はしていない。市職員課は担当職員のマスク着用について「今はその状況にない。着用する必要がくる場合もあるが、今後の状況を見ていく」という。

  県保健衛生課は「現時点でマスク着用や演説会場での消毒について強制的には指導できない。発生状況次第だ。選挙以外でも不特定多数が集まる機会はあり、その場合の予防策を講じてもらうことと、事務所でのうがい、手洗いなど個人の予防対策を講じてもらえば」と説明している。

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