2009年 12月 17日 (木)

       

■ 〈北Gのライブトーク〉118 北島貞則 気になる店の名前

 盛岡市内に「ビル・エバンス」という名前の店がふたつある。正確には「ビル・エヴァンス」と「ビル・エバンス」だが、どちらも不世出のジャズ・ピアニストBill Evansの名をそのまま店名にしたものである。大胆である。

  ビル・エヴァンスは開運橋通にある美容室。20年位前にここでピアノトリオのライブを聴いたことがあった。グランドピアノが置いてあったがこれも大胆である。今でもあるのかなぁ。

  12、3年前、販促会社を経営していたころに、この店の看板製作を頼まれた。出来上がったサインはビル・エヴァンスのポートレートそのものずばりだった。こちらからの提案なのか、あちらからの要望だったかは不明だが、肖像権とかどうなってたんだろう。この看板、最近見なくなってしまったが10年近く活躍していた。

  もうひとつの「ビル・エバンス」は緑が丘にある不動産会社である。この会社の看板を初めて見たときはちょっと驚いた。美容室とビル・エヴァンスは違和感がないけれど、不動産業とビル・エバンスって、なんか変じゃない?

  ジャズの世界では、ピアニストのほかに同姓同名のサックス奏者「ビル・エバンス」がいる。こちらもピアニストほどではないが、そこそこに有名な一流プレイヤーである。もしかしたら、不動産の世界にも同名のビッグ・ネームがいて、その関連会社だったりして、などとそこを通るたびに考えて、どうしても真相が知りたくなった。

  ある日、思い切ってその会社を訪問した。ドアを開けるとジャズが流れていた。壁にはCDラックが組んであり、趣味の良いCDが並んでいた。オーナーとは、それがきっかけで今でもお付き合いをいただいている。

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