2010年 8月 11日 (水)

       

■ 〈過ぎ去りし日〜北上山地の写真帳〉15 仲良し 横澤隆雄

     
  昭和60年ごろ、川井村箱石(現宮古市箱石)にて  
 
昭和60年ごろ、川井村箱石(現宮古市箱石)にて
 
  ウチで牛を飼っていたのはもう20年以上も前のことになります。飼っていたのは日本短角種の繁殖牛で、3頭から4頭の繁殖牛を夏は山に放牧し冬は牛舎で世話をしていました。

  毎年春先に生まれた子牛を親牛とともに放牧し、成長した子牛を秋の牛競りで売るということの繰り返しでした。繁殖牛は牛競りで買うこともありましたが、家で生まれた牛を売らずに育てて繁殖牛として使うこともありました。

  あるとき家で生まれた子牛を繁殖牛として育てることになり売らずに残したのですが、この子牛と飼い犬がとても仲良しになりました。体の大きさは比べ物にならないほど差があるのですが、精神年齢などは同じ程度だったのでしょうか、とても仲の良い間柄でした。

  牛を外に放していると怖いほどじゃれあって飛び回ったり、つながれている牛の傍へ犬が行き一緒に寄り添って寝たりすることもありました。牛の成長と共に「犬牛の仲」が疎遠になっていったことが少し残念でした。

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