盛岡タイムス Web News 2010年 12月 11日 (土)

       

■ 農家ら1000人緊急集会 TPP参加に反対アピール

     
  JA新いわてが開いたTPP交渉参加反対緊急集会  
 
JA新いわてが開いたTPP交渉参加反対緊急集会
 
  JA新いわて(田沼征彦組合長)は10日、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加反対緊急集会を盛岡市の市民文化ホールで開いた。組合員約800人のほか、県内政党、国会議員、県議会議員、管内18市町村と市町村議会、県内JA関係者ら合わせて約1000人が集結。日本の農林漁業を守るための強いアピールを発信した。県漁連、県森連からも来賓が出席し、危機感を抱く第一次産業に共通した思いを示した。

 集会では参加者がTPP交渉参加に断固反対の意思表示を示す鉢巻きをしめ出席。田沼組合長は「農林漁業者にとってもっと元気の発信できる農政が必要。農業がもっと強くなってほしいとみんなが思っている。そのこととTPP参加は両立などできない。日本の食と農、地域経済が犠牲を強いられ、他の分野とのバランスを欠くことになる協定締結に断固反対することを確認する集会。一体となって農山漁村を守るため最後まで頑張っていきたい」とあいさつした。

  壇上で、組合員から国会議員、管内県議、市町村長に対し、TPP交渉に関する要請書を手渡した。要請ではTPPは完全な貿易自由化を目指した協定であり、交渉を進めようとしている政府の動きに、日本の農林水産業や地域社会は壊滅的な打撃を受けるのではと「生産現場では極めて大きな不安と動揺が生じている」と強調。

  生産農家が将来にわたって夢と希望、誇りを持って営農できる農業政策の確立と地域経済を守る観点から、国に協定締結に断固反対を訴えていくことを求めている。同組合では18市町村議会に同様の請願書を提出。国への働きかけを求めていく。

  集会の意思表示として「TPP交渉参加断固阻止に関する特別決議」を採択。協定締結に断固反対し、「国民各層の理解と支持を得ながら、ゆるぎない確信を持ち、最後の最後まで粘り強く取り組みを展開する決意」を出席者で確認した。

  来賓として政党関係者らがあいさつ。与党民主党の菊池長右エ門県連代表はTPP問題は党内議論を経ないで出され、食糧自給率を40%から50%に引き上げようという目標を掲げた農政と二律背反と主張。絶対にTPP参加を許してはならないとの見解を示した。

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