盛岡タイムス Web News 2010年 12月 12日 (日)

       

■ 10年間で12路線を完了 盛岡市が年計画道路整備新プログラム案

 盛岡市は、11年度から10年間の新たな都市計画道路整備プログラムの策定を進めている。公表された案では、20年度(平成32年度)までに、総延長6669bのうち12路線を整備完了、7路線を新規事業着手する考え。市街地エリアを主体に歩行者・自転車優先によるマイカー抑制と公共交通の促進、短い延長の整備により利便性の高まる各地のネットワーク形成などを主眼にしている。総事業費は155億円を見込む。15日から来年1月14日まで市民意見を募集する。

  同プログラムは、市が昨年10月に「2環状6放射」を基本としていた将来道路網計画を見直し、策定した「もりおか交通戦略」を踏まえる。戦略の実現に必要な市街地エリアの路線を中心に、10年間の実現性を勘案。幹線道路としてのネットワーク形成を図る。

  総事業費155億円の算定根拠は、今年度の幹線道路にかかる事業費15億円(内訳は街路事業費13億円、その他事業費2億円)がベース。今年度の事業費規模を確保するよう努めていく。

  基本方針として▽ネットワーク機能確保に必要な区画整備の継続▽歩道の整備などにより既定道路を活用し、事業費を抑えて幹線道路としての機能を確保するネットワーク形成▽国・県道などの広域的な道路整備網との整合性-を挙げる。

  具体的には「もりおか交通戦略の施策展開」と「各地域におけるネットワーク形成のため」に必要な整備区間に着手する。交通戦略では中心市街地における歩行者・自転車優先エリアの形成と公共交通軸の形成を掲げる。

  中心市街地では、岩手公園開運橋線の盛岡城跡公園下から映画館通りまで延長280bで、歩行者や自転車が安心して移動できる環境構築を目指す。公共交通軸では、中心部と国道455号北山トンネルを結ぶ梨木町上米内線の梨木町から上田1丁目区間で、中央通から県立中央病院までの4車線道路網を構築。路線バスの走行環境改善を図る。

  ネットワーク形成では▽既定道路を活用したネットワークや歩道整備による安全性確保▽主要な幹線道路の交差点改良による安全性確保▽主要な施設や地域から鉄道駅へのアクセス向上を図るネットワーク-などのために整備を行う。

  盛岡駅南大橋線のうち、神子田町地内から南大橋までの延長297bを整備。国道4号南大橋交差点の安全性を確保すると同時に、円滑な交通処理につなげたい考え。

  もりおか交通戦略は全整備に100年以上かかるといわれた事業期間を30年間に短縮。事業費を約2千億円から550億円に縮小した。プログラムはこの当初10年を担う。既存のプログラムは00年度から09年度までの事業期間で行われた。事業費の減少で05年度に一部見直された。

  市では市議会や関係会合での議論、15日から募集する市民意見を踏まえ案を修正。来年2月に決定の考え。


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