盛岡タイムス Web News 2010年 12月 24日 (金)

       

■ ペットボトルキャップをプラ原料化 紫波町の通所施設が機械導入

     
  けやき学園が導入したペットボトルキャップの加工設備  
 
けやき学園が導入したペットボトルキャップの加工設備
 
  紫波町赤石地区にある知的障害者通所授産施設けやき学園(運営・紫波町社会福祉協議会、近藤英一会長)が、ペットボトルキャップをプラスチック原料に加工する設備を導入した。原料段階まで加工してから出荷することで施設利用者の工賃アップを図る。同町内のキャップ回収は昨年度は半年で500`だったが、町では循環型まちづくりの施策として後押しのため5年後には町内キャップ排出量の5割に当たる4dの回収を目指している。

  導入したのはペットボトルキャップの粉砕機と、電熱で溶かして直径1_程度のペレットに加工する機械の2台。

  町内の学校、店舗などで回収したペットボトルキャップを分別・洗浄したものを粉砕機で粉々にし、加工機械に入れて溶かす。メン状に伸ばされたプラスチックを冷却して切断し、ペレットに加工する。加工能力は1時間当たり6`から最大11`という。

     
  加工処理された原料ペレット  
 
加工処理された原料ペレット
 
  完成品は花巻市内の加工場に出荷し水稲の育苗箱やプランターなどに成型されるという。けやき学園で加工設備を設置するため作業場の増築工事を進めており、完成後に配置して作業開始する予定。

  同学園の鷹觜武寿施設長は「これまでキャップだけで選別した状態で業者に出荷していたが、付加価値を高めることが狙い。加工できるようになれば資源の再利用に向けた意識もより高まってくるでしょう」と資源循環が利用者の収入増につながることを話していた。


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