盛岡タイムス Web News 2011年 3月 13日 (日)

       

■ 地震、そのとき

     
  支給された毛布にくるまり盛岡駅前の滝の広場に避難した人たち  
 
支給された毛布にくるまり盛岡駅前の滝の広場に避難した人たち
 
  地震直後、JR盛岡駅では駅舎や周辺ビルにいた全員を屋外へ避難させ、建物から離れるよう繰り返し呼び掛けた。

  人があふれかえった滝の前広場では、駅員が拡声器で「大きな災害。新幹線、在来線は動かないと思ってください」と説明。急きょ、運び出されたホワイトボードに、NTTの安否確認ダイヤルの操作方法を書き出し、「安否確認は自分の責任でお願いします」と声を張り上げた。

  雪が降り続く広場では、駅や近くのホテルが急きょ毛布やティッシュペーパーを配布。毛布にくるまりながら、不安な表情で震える人が多数に上り、ぎりぎりまで運行した路線バスやタクシーには長蛇の列ができた。

     
  店舗2階の外壁が崩れ軽自動車を直撃(盛岡市青山2丁目、11日午後3時30分ころ)  
 
店舗2階の外壁が崩れ軽自動車を直撃(盛岡市青山2丁目、11日午後3時30分ころ)
 
  秋田大学で行われる後期日程の入試に向かう途中だったという青森県十和田市の高校生中村有紗さん(18)、八戸市の高校生甲田夕貴さん(18)は新幹線ホームの待合室で地震と遭遇。「揺れが長いし、電気も消えて怖かった」「一人では怖いので、声をかけて一緒にきました」と話した。

  岩手医大での検診の帰りだったという花巻市石鳥谷町の菊池萬治さん(82)は「長く生きてきたが、こんな地震は初めて。もっと早い電車だったら、電車の中で地震にあったかもしれない」と驚いた様子だった。

  函館市から弟の結婚式のため盛岡のホテルに滞在していた函館市の歯科医師石塚弘樹さん(32)は9カ月の子どもを抱きながら「車いすのおばあちゃんも一緒に来ているので心配。いつ戻れるかも分からない」と語った。

  駅で足止めとなった県内外からの多くの旅行客は夜になってアイーナなどの避難所へ移動した。

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